クーリエ・ジャポンで、AIとアイデアの話をしました(前編公開)
クーリエ・ジャポンさんでの対談動画(前編)が公開されました。
対談のお相手は、佐藤友香 さん(「クーリエ・ジャポン」キャスター兼編集者)。
いつもの講演での話し方とは少し違って、彼女のコメントや質問に導かれるかたちで、普段よりも「用意されていない、率直な言葉で説明を試みる」場面が多くなっています。そこがこの対談の特徴かなと思います。
イメージとしては、スクーさんでのオンライン講義で、受講生からいい質問をもらったときに、それに正面から答えていくときの感じに近いです。
この前編の動画では、「AIを使って、いいアイデアを生み出すための基本的な話」を中心に、お話ししています。
後編(近日公開予定)では、すでに出てきたアイデアをどう磨いていくか、という基本的な考え方。
それから、「自分でよいプロンプトを作るための手順」についても触れています。
そちらも公開されたら、あわせて見ていただけたらうれしいです。
ここからは、少し個人的な話です。
佐藤さんが、私の古い友人に雰囲気がよく似ていて、とてもしゃべりやすかったのです。そのおかげで、いつもよりも一歩分くらい前に出て話している感覚がありました。
いい対談インタビューをしてくださる方というのは、「なんとなくしゃべりやすい空気を作ってくれる人」というスキル(あるいは属性)を持っているのだろうなあ、とあらためて感じました。
そして、その「しゃべりやすさ」を生み出すのがうまい人ほど、対談動画の中ではあまり前に出ません。自然にうなずいたり、静かに質問を投げかけたりしているだけに見える。「爪痕を残そう」とするような、目立つ言動はほとんどしない。むしろ、「誰でもできそう」に見えるくらい自然体です。
でも、そう見えるようにふるまえること自体が、じつはとても高い能力なのだと思います。
今回ご一緒して、話しながら私自身も学ぶことが多い時間になりました。

