違和感のある機械翻訳を、すっと理解する方法
機械翻訳を使っていて他の国のWEBサイトを読んでみると、日本語としてはあちこち違和感があります。文章として破たんしているものもあります。どうしたら、よみやすくなるのか、いろいろ、試してみて見出した方法があります。
大意を取るには、外国語から英語へ機械翻訳する
最近、フィンランドについて集中的に調べています。フィンランド語のWEBサイトは全く読めないので、機械翻訳にかけます。しかし、機械翻訳の日本語文は、どうも違和感があり、読みにくく感じられます。そこで、そういう時は、日本語ではなく英語へ機械翻訳し、それをざっくり読みます。私は英語も苦手なのですが、だからこそ、細かい違和感は感じ取れずに、単語の並びから大意をつかむことができます。ある文章を英語に翻訳してみると「ミッドサマー、リターン、ボトルネック、、、、ああ、お盆の帰省ラッシュみたいなものか」という感じに大意をつかめます。細かく読むことは必要でないならば、こういう大意の把握でさーっと流して全体の内容を取るように読みます。日本語では同じことができません。あちこちで、突っかかったり、日本語としてはこれはむしろ逆の意味を意味する慣用句に似ているのだが、どっちなんだろう、とか、余計な思いが浮かんでしまします。
単語レベルの違和感もある。カタカナ語
外国語と日本語の翻訳を見ていて、もう一つ、自分自身の認知の不思議さを感じるところがあります。それは、カタカナ語と、英単語で見かけたときに、同じ単語を指すとしても、感じられる意味が変わって認識されるという点です。
例えば、ブレスト。日本語で”ブレインストーミング”というと、クリエイティブなアイデア出し、という感覚をほぼ持ちますが、英語で”Brainstorm"と言えば、ニアイコール、”meeting”です。あるいは、すこしクリエイティブ側によったものとしては、”選択肢を列挙する”ぐらいの意味合いで感じられます。A.Osbornや創造性の学術的な文章においてならば、”問題を解決するための創造的イマジネーションを働かせる1時間程度の会議”、という意味合いに感じられます。
これは、本来の単語が、日本に入ってカタカナ外来語になる時、導入する人が特定の意味合いに限定してもちいるためだと思います。つまり、その言葉をその特定の概念にだけ割り付けて皆が認識したものが「カタカナ語」なんだと思います。自分自身でも、その単語のオリジナルの意味はもっと広くてその内容もわかっていますが、日本語としての理解モードになっているとその辺が蓋をされてしまいます。その点でも、英語に翻訳して英語を理解したほうがそうした特殊性に引っかからずに読めます。(私見ですけれども)
とはいえ、これも、仮の考え
もっと、理解や学習が進むと、(それから機械翻訳のシステムが進化すると)これとは違った考えを持つであろう、とも今の私は思います。まずは、今の段階で気が付いたこととして、機械翻訳の利用で、外国のWEBサイトを見る時に、一つの方法として、自分が行っていることを紹介してみました。