アイデアに関する困りごと(経営幹部層人材版)
とある経営者候補層の育成プログラムにおいて、寄せられた”アイデアに関する困りごと”の内、公開可能なものを書き起こしてみます。
とある経営者候補層の育成プログラムにおいて、寄せられた”アイデアに関する困りごと”の内、公開可能なものを書き起こしてみます。
一部表現を単純化。類似するものを集め6つのグループに分類。
小グループ・レベルでは、14グループに分類された。
【発想課題】
【発想技法について】
【イマジネーションの基礎力について】
【発想テーマの設定】
【ブレインストーミングについて】
━<前準備>
━<進行のコツ>
━<活用方法、事例>
━<評価懸念、否定的ムード>
━<フリーライド、一部の人のみで>
【職場、話し合いの場、社内体制について】
━<場の問題>
━<良いアイデアを組織にアプライしていく部分での問題>
━<上層部、上司の問題>
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【発想課題】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「従業員をまとめるアイデアはありますか。」
「仕事を楽しくさせるアイデアはありますか。」
「会社でコミュニケーションが一番大事だと思っていますが、従業員のコミュニケーションを上げるアイデアがあれば教えてください。」
「卸売業の様に、他社と差別化があまりできない商品の販売アイデアがなかなか出てこない。どうしても価格勝負に走ってしまう」
「ネット広告が上手くできない。不人気物件の空室を埋められない。滞納者に対して効果的に家賃を支払ってもらいたい。お客様の気持ちになって考えることができない。もっと面白い広告を作りたい」
「設計の稼動(実働)時間をあげるには?」
「提出期限が守られない。」
「作業ミスが発生する(同じような)。」
「定例会に活力が出ない(つまらない)」
「仕事の効率アップするには?」
「時間を有効に使うには?」
「お客様との会話のネタ作りのしかた?」
「お客様に興味を持つためにはどうすればよい?」
「業界厳しくアイデアに行き詰まり感」
【発想技法について】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「発想法の種類と使い分けを知りたい。」
「物を作る発想アイデアはありますか」
「従来の製造工程をかえるには?」
「新しい事業をはじめるには?」
「自社で何でもいいので新製品を開発してほしいといわれ大変困っています。今から売れ筋の商品を教えてください」
「TRIZの成果事例を教えてください」
「マインドマップはどのような場面で活用できますか」
「お客様のところで月1回のペースで行っている月例の場で、アイデア発想法を利用する場合、どのようなやり方が有効ですか」
「アイデアの絞込みに効果的な方法は?」
【イマジネーションの基礎力について】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「アイデアを出し続けるには、常に考えることが大切だと思うが、どうしても煮詰まったとき、ストレスになってしまうのですが、ストレスにならない方法は?」
「”アイデア出し”の習慣づけは可能?」
「アイデアを常に出させるにはどうしたらよいでしょうか(会議等を開かなくても自分から提案させるには。)」
「自分自身がアイデアを作り出せない。」
「アイデアが思いつかない。」
「発想が貧弱。」
「どうしても意見の無い社員がいる。」
「自分の意見の無い社員に考えさせるにはどうしたらよいか」
「先生でもアイデアが出ないときがありますか?出ないときがあればどう対応していますか」
【発想テーマの設定】
「一番最初の”発想のテーマ設定”が難しい。どのようにしてテーマを出せばよいのかが分からない、とは言わないまでも難しいです」
【ブレインストーミングについて】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━<前準備>━━━━━━━
「アイデア出しのメンバーの構成は?」
「アイデア会議に出席する人選はどういう基準がいいか?」
「ブレストの前準備として”ホワイトボード”と”マーカー”を確保とあったが、”パソコン”と”プロジェクター”を代わりに使用してもよいか」
「アイデア会議をする場合労働時間に入れるべき?」
━━━<進行のコツ>━━━━━━━
「面白いアイデアを出し続けるには?」
「ブレインストーミングは慣れるまで最低どのくらい続けたほうがいいですか。」
━━━<活用方法、事例>━━━━━━━
「ブレインストーミングは会議以外にどのような場面で活用できますか。」
「ブレインストーミングでの実際の成功例を知りたい」
━━━<評価懸念、否定的ムード>━━━━━━━
「いつでもアイデアに対し”No”。できない、ネガティブな発想する人がいる。どうすればポジティブシンキングに変えられるか」
「マイナス志向が強い。」
「否定ばかりする人がいて意見出してもどうせ・・・というムードになっている。」
━━━<発言量の同調>━━━━━━━
「アイデアが単一的。発展性のある話題、考えにつながっていかない」
━━━<フリーライド、一部の人のみで>━━━━━━━
「アイデアを出す人が限定されている。」
「発言者が限られる。」
「積極性がない」
━━━<生産性ロス>━━━━━━━
「(アイデア)会議の時間が長い。」
【職場、話し合いの場、社内体制について】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━<場の問題>━━━━━━━
「そもそもアイデアを出したり、検討する場がない」
「アイデアを出しやすい職場環境にするには?」
「改善を行って行動はするものの、決められた様式用紙に記入して提出して、といってもなかなか提出くれない。どうしたらいいですか」
「改善提案制度があり、定型用紙に書かせて提出するようにしていますが、改善はやるものの定型用紙に書かない人が多い。提出させるには?」
━━━<良いアイデアを組織にアプライしていく部分での問題>━━━━━━━
「良いアイデアがあっても実行ができない。会議では意見出さずそのアイデアに賛同するが、あとで他人批判が始まり、本気で実行しない人間も多い。」
「アイデアがあっても、実行できない。反対論があるため」
「社内が現状維持を求めていてアイデアを実行に移す隙が無い(危機感がない)」
━━━<上層部、上司の問題>━━━━━━━
「できそうにない、上からのアイデアで、Projectがスタートすることがある」
「上司の一声で決まってしまう」
「良い意見でも上司の一声でボツになってしまう。ミーティングがいつも顔色を探りながらになっている(全体が)」
「人の言うことを聞かない社長を聞かせるようにするにはどうすればよいか?」
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これをすこしまとめみると、こうなります。
経営者候補層がアイデア力を身につけたいという場合、
個の力
「発想技法」
「イマジネーションの基礎力」
「発想テーマ設定法」
チームの力
「ブレストの準備、進行、応用」
「ブレストの4つの阻害要因への対処(~創造的志向の本質)」
「アイデアを表現する方法」
組織の力
「良いアイデアを組織へアプライする方法」
「普段の場の作り方」
「ワンマン的な上層部・上司への対応方法」
の3レイヤーがある。