娘とお月見
9月14日。十五夜でした。今日は八木山の一部では非常に激しいスコールが降りました。ビックリすることに、1キロも行くと全く降っていませんでした。日本の気象、昔とは大きく変わってきた気がします。
さて、夜。
十五夜、ということで、老舗・村上屋のおもちを買ってきて家族で食べました。娘に手をひかれて家の外に出てみると…まったく曇っていて見えません。でも、寝る前に網戸の外を見ると雲の向こうにぼんやり見えて、しばし、娘たちとお月見をしていました。
かつて父親とした月見を、いま、こうして自分が親になってしている。なんだか不思議だなとおもいました。少年時代の時間が無限にあって守らていた環境でそだった日々をどんなに懐かしくおもっても、人はその時間に戻ることはできません。しかし30年をへて、今また、自分の手の中に、その時間を生きている子どもたちがいます。自分を少年時代に時間を戻すことはできなくても、娘たちと時間を共有することで、その懐かしい優雅な時間を体験することはできます。子供の成長とともに、懐かしい時間を体験していくんだなぁとおもうと、子供を育てさせてもらうというのは、とても贅沢な貴重な体験だといつもおもいます。かつて親に育ててもらって、自分は何も親に提供していないとおもったけれど、親は実に多くのものをお子供からもらっているんだなぁ、と、近頃、思います。