楽天インサイトさんが『インタビュー機能』をリリースされました
昨年の夏から、生成AI活用に関する知見をお手伝いしてきた楽天インサイトさんが、新しい機能の試験運用を開始されました。 アンケート調査に携わる方なら、「数値は読めても、その奥にある“理由”までは見えにくい」という課題を一度は感じたことがあると思います。今回の取り組みは、その“見えにくい部分”にアプローチするものです。
AIツール「楽楽プロファイル」で生成されたターゲット像を、AIが擬人化し、対話できるようにした「インタビュー機能」。 調査データをもとにしたプロファイルと会話することで、生活者の価値観や行動背景を、仮説ではなく“対話の流れ”の中で探っていくというアプローチです。
もちろん、AIとの対話をそのまま調査のエビデンスに置き換えるものではありません。 ただ、分析の行き詰まりをほぐしたり、新しい問いを見つけたりするための“思考の刺激”としては、非常に興味深い位置づけになると感じています。
今回、この対話を支える「先輩AI」として二つの人格が搭載されています。 インタビューの進め方を支援する「アイ先輩」と、発想を広げる視点を提供する「リッキー先輩」。 後者については、私が長年取り組んできた創造工学の知見をもとに監修を担当しました。AIが結論を出すのではなく、人と一緒に考え、問いを深めていく――そんな“人機共想”のスタイルを形にしたものです。
調査データの活かし方に新しい選択肢が生まれることは、リサーチの現場にとって大きな意味があります。 企画や分析の初期段階で「ちょっと話してみるか」と気軽に使える存在になれば、データとの向き合い方も少し変わっていくのではないかと感じています。
■公式情報(リリースはこちら)
楽天インサイト株式会社 「楽楽プロファイル」インタビュー機能 試験運用開始(2026年1月30日) https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2026/0130_01.html
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