シリコンバレー日記04
2008/12/02 16:59
(SV時刻 12月1日 23時59分)
12月1日が終わろうとしている。今日あったことをざっくりまとめたい。
今日は念願のIDEO訪問。
夕方はJBCのメンバーとの面会。
IDEOの午後1時訪問の前に活動をする計画もあったが、台本名であるこの訪問に万全を期すため、午前中はそれぞれで準備をして過ごす。
昨日の撮影した写真のうち、取り直しのものをカットしたり、本日の訪問を前に、IDEOの本を読みなおしたりしてあっという間に昼の集合時刻。
昼はIDEOの近くに駐車して、ランチをとる。メキシコ料理だったが、皆でハンバーガーをたべる。石井と柳澤さんは飲み物はミルク。柳澤さんはそれを甘いといい、石井は、サワーな感じ(フレイバーを感じる)といった。だいぶ味覚が違う。だからどうということはなにもないが。
IDEOまでの徒歩1分の間、「このあき店舗、家賃いくらだろう」なんてはなしながら到着。本やネット上のPDF(フジコ
スダさんのIDEOにかんするレポート)などでみていたあのオフィスについに、実際にやってきたのだ。
IDEOでブライアン氏にコンタクトをしていたが彼は都合で対応できないため、あらかじめ別の方をたててくださる。スコットさん。
受付と待合室からして、デザインのよい空間、机はとー夏上の紙。これには落書きをしていいようで、早速、自分の名前などを書いてみる。
会議室で会話して、ある程度質問をさせてもらう。KAYACさんは会社概要を準備していてご説明。英語版もしっかりあるところがすごい。
石井からは、Idea Pop-up
Cardsのシリアルナンバー0001をプレゼント。記念すべき智恵カード英語版のS/N0001なので、箱を開いて簡単にみていただいた。彼はTRIZ理論をしっていた。深くは知らないが、ということだったので、簡単につたない英語でこのカードがTRIZとどういう対応になっているかをご説明。喜んで受け取ってくれた。彼らのようなイノベーション組織に、届けられたことはとても光栄だとおもう。
その後は、展示エリアをまわり、IDEOのスタイルや実績を興味深く見せてもらう。
写真OKエリアとNGエリアがあり、NGエリアに進むとさらにおもしろいものがあった。それについては記憶に中によくとどめておきたい。
そのあと、実際にデザイナーのいる大きなフロアーや試作機械がならぶところを見学させてもらう。ここがリアルのイノベーションの現場か、とおもうと、とても、興味深かった。
会議室に戻り、また質問野津付き。カヤックさんは人、組織という点に注目していた模様。柳澤さんがいずれその辺は公開されるだろう。
石井からはブレインストーミングのやり方に関し、研究者観点で聞かせてもらう。
彼には結局、午後1時から4時40分まで、3時間40分(分数でいえば220分!)もの時間をとっていただいた。彼がいうには、見学ツアーにくる人々の中でもこんなに長く対応したのは過去の三本指に入る、とのこと。彼が伝えたその意志を、託されたものの使命として、きとんと、日本社会に伝えていきたいと思う。
詳しい話は、別途書きたい。IDEOのブレストについて聞きたいと思っていたことを、真っ正面からきけた。IDEOのイノベーションのやり方に関する説明も興味深かったけれど、このBSのやり方についての質疑説明も大変興味深かった。
その後、一度ホテルに戻り、30分ほど、休息。一度シャワーをあびて、ラフな格好にきがえる。
★付箋文★
SV時刻 18:30
B-Bridgeに到着。バイオのインキュベータ施設であり複数のバイオ企業(それも日本ゆかりの)がはいっている。JETROもサポートしている。ちなみにJETROのシリコンバレーオフィスはサンノゼにあり、そちらはIT系のインキュベータとのこと。宮城の先輩方でここに駐在されたか他がいらっしゃるがたぶん、サンノゼの方だと思われる。
さてJBC。
とてもエネルギッシュでお話がおもしろい。ついついおそくなってしまった。結局午後6時半から10時半まで4時間のあいだ、しゃべりっぱなし。
赤間さんの取り計らいでJBCのメンバーがいらして、買い込んできていただいたペットのお茶、テイクアウトの中華料理(すごくおいしかった。赤間さんのブログで登場するあの中華料理屋さんで、とのこと。名前を残念なことに失念してしまった)
参加された方は、バイオテック(バイオベンチャー)のコ・ファウンダー(共同設立者)の方、日本企業の研究者でスタンフォード大学での訪問研究員をされているかた、バイオシグナルのベンチャーの方、バイオの合成のかた、それから(概念的に石井の知識が少なく理解があいまいになってしまったが)製品化に近い工程をになうの企業の方などが、参加。それから赤間さん。それぞれに固有名詞をお書きしたいところだけれども、現地からアップするブログは、メール投稿だけが使える状態なので、修正が聞かないため、帰国し次第、情報を正確にしたものを書きたい。
お花視していただいた内容は、東北大学のMOTコースでならったベンチャーの実状を数段深くした内容で、興味深かったり、大笑いしたりしながら、お酒も飲まないのに、大盛り上がりしながらすごく楽しく過ごす。
ちなみに、ポメラでメモを取ろうと出したら、それはなんだということで、仕様説明。みんな車移動なので「移動は重くてもいい」とのことで、シリコンバレーの生活をする人にはかなり理解しにくい仕様なのかもしれないと感じた。
JBCで伺った情報の扱いに慎重を期すため、ことさらに一つだけ絞って、石井の印象に残った出会いをかくと、
19時頃奥田さんが到着。
NeuroSkyのシニア プロジェクトマネージャー。
脳波をとる装置の関係のベンチャー企業。
いろいろはなしているうちに、「先週あたりに日本の
テレビにでた。脳波の、ゲームの、・・・」というせりふを聞いて、「もしかして、笑っていいともですか?ヘッドセットをつけて、ゲームの中の主人公が、キューブを浮遊させる、という」ときいてみたら、「そう、それです!」とのこと。
ああ、なんておもしろいゲームだろう、とおもってみていたテレビの内容が、まさにこのベンチャーの製品だった。
お世話になっている某Iというメディアあたりの記事として、取材できたらおもしろいなぁ、とおもって、「全くわかりませんが、記事化を検討するために、一度取材をさせてください。記事にできるのかどうかは、確実にお約束はできないのですが」というと、あっさりOK。Iという組織はいくつかあるので、大きなIから小さなIまで、いずれかのサイトでご紹介したいです。木曜日にサンノゼに行くのでその際に会社にいかせてもらうことに。
JBCのメンバーとB-Bridgeで解散し、車でホテルへ。途中にSAFEWAYでお買い物。水などを購入。
そしてホテルに戻る。
しばし、ソファーに横になって、本日の撮影データを整理。ピントの甘いものは複数枚とったので、それらのセレクション。
今現地時間の12月2日の0時40分(2008/12/02
17:41)。そろそろ、目をつぶると眠たい。これから、ホテルのフロントのPCでブログをアップしよう。日本ではちょうど家族が夕飯をたべているころか。
★付箋文★