シリコンバレー日記05
2008/12/03 01:20
SV現地時間 12月2日午前8時20分
早朝に目が覚める。
ダブルベッドをシェアしてねているので、眠りが浅いのだが、隣に寝ている佐久間さんからキックをうけて目が覚めてしまった。しばらく枕を間に入れてガードしてみるが、あきらめて、起きることにした。彼のKAYACでの働きぶりをみると、寝ているときくらい、ゆっくり休んでほしいとおもい。
なお、柳澤さんももう一名の同行者とベッドをシェアしているが平気の様子。タフ。
タフでなければ、経営者はつとまらない、ということばがふと思いうかぶが、タフじゃない優れた経営者がいるかもしれないし、そういうステレオタイプな経営者以外の像もあってもいい。
ホテルのロビーのPCをつかってしばらくポメラの文章をブログにPC経由で送信したりしている。ちなみにポメラのテキストを日本語のないPCのデスクトップにうつしても情報は劣化してしまい、ブログの投稿用のメール本文にコピペしても、情報劣化はもどらない。ほとんどの文字が□になってしまう。
そこで、こうしたらうまくいった。まず、Gmailで自分自身にメールする。その際に、添付ファイルとしてポメラのテキストファイルを添付する。デスクトップに移動したものではなく。そしてそのメールを受信したら、開く。Gmailの機能で、グーグルドキュメントがあるので、それでひらけば日本語がそのままみれる。大きな画面でみると誤字脱字が多い。しかし、テキストは英語しか入らないので、やむなくそのまま、つかう。具体的には、そのグーグルドキュメントの文章をコピーして、gmailで新規に投稿用のアドレスメールをつくり本文にペースト。すると日本語のテキストがそのままのる。
後は送信すればいい。
ポメラが日本語テキストエディターであり、海外のネットカフェなどで、ブログを更新するときなどには、有効に使える気がする。
3つのいい点がある。
1.ネットのつながるPCを理世する時間が最小限におさえられる。ネットカフェで最低時間が三〇分ならそれだけあれば、十分な量のテキストファイルを、投稿できる。ポメラがなければ、その場で打たないといけないから、かなりネットカフェの利用時間がながくなる。
2.日本語の入力が楽。海外のPCで入力をするには、Ajaxの日本語入力サービスなどをつかうが、やはりこれは緊急用であり、長文は苦しい。たまに、海外のネットカフェに、日本語環境をダウンロードする強者がいるが、半端なスキルでは、ダウンロードのあげく、ヤッパリ打てない、という海外での貴重な時間の浪費になってしまう。苦肉の策で、ローマ字(ヘボン式)で日本語相当の文章をメールしたりする。しかしこれは、読む方が相当につらい。ローマ字読みとり、ひらがな変換、漢字の推測、という三ステップはかなりきついのだ。
3.軽く小さく、シンプルでタフ。ネットカフェを見つけたときに肝心のポメラをもっていなければ、入力ができない。鞄にメモ帳としていつもはいっているので、町で見かけたネットカフェでテキストを吐き出すことができるのだ。ただし、USBケーブルを持っていないがために、接続できず、というケースは結構起こる。メモ帳として持ち歩く文には、ケーブルはいらないから。タフなつくりなので、鞄に入れてあちこち動いても故障を気にしないでいける。デジカメを持っているならば、デジカメの方が故障に気をつけるくらい。また、シンプルな作りがいい。電池を食わずに、USB接続でき、ふつうのUSBメモリと同じように使えるのは大きい。電池切れでもデータを吸い出せるのは、デジカメなどの通常の不満に相当するものが全くない。
長く書きすぎた。ポメラで書くことの感想はこのくらいにして、そろそろ、今日の準備に取りかかろう。2008/12/03 01:42(現地、朝の8:42)
★付箋文★
2008/12/03 02:54
SVタイム 12月2日 9時55分
部屋に戻り、IDEO訪問記を記す。
隣の部屋の扉の閉まる音がけたたましい。
ざっくりとテキストファイルをポメラで打ち、そのあと、昨日の回ったエリアのマップを思い出しながら書いてみた。写真をフル活用。そのあと、起きてきた佐久間さんに、IDEOのPDF(ワークプレイス・・・の)を見せてもらい、写真がとれないエリアの写真を保管してみようとした。しかし、やはり、写真NGエリアの写真はほとんどPDFにもなかった。最後の大フロアの絵を描いていて、奥の方の作りを思い出せない。しかし途中で通ったエリアのなかでわすれていたことがあったことをおもいだせた。それもマップにかきいれた。
それから、日本から来たメールの添付ファイルを佐久間さんのPCからポメラにとらせてもらった。某、出版社から、来年出版する予定の本の原稿はすすんでいますか?とのことで、やんわりとプレッシャーをいただく。帰りの飛行機ではこれにとりくめるように、テキストファイルを取り寄せたのだった。
走行していると、佐久間さんから「社内から、メールで石井さんのブログが・・・」とのこと。アップして数時間もたたないうちに、それを発見したKAYACという会社はどんだけ情報アンテナが高いんだ!とおもう。
さて、だいたい、マップづくりが終わった。できれば、訪問記を書き上げたいところだが、これからいくグーグル訪問の集合時刻まであと30分となった。どうしようか。まずはいったん着替えよう。