健康ボードゲーム開発のご相談
夕べ、遠方のクライアントから「これから高速に乗って仙台に行きたい、どこかでお会いできませんか」とのこと。
机には山済みの仕事もあったのですが、一瞬の思考ののち「ええ、結構ですよ」と答えていました。このおかげで、押したぶん、寝るのは朝型になってしまたのですが(笑)
そのクライアントは医薬品系の仕事をされているのですが、「健康」の為の情報を、ゲームを通じて楽しく理解するツールを開発したい、とのこと。
これ以上の詳しい話は、差し支えがあるので、「健康」という概念にとどめておきます。
モノポリースタイルではどうだろう、という彼に対して、現在の世の中での「シリアスゲームというカテゴリーの存在」「企業研修ゲームの動向」や「環境」「DNA」「微生物」「インフルエンザ」「減災害」などのカードゲーム・ボードゲームの概要について、簡単に紹介。2大要素の「知識」と「楽しさ」をどう構成しているかについて、ざっくりと全体概念を理解してもらいました。
彼は、アイデアがもともと沢山あったようで、打ち合わせ中にも、いろいろとアイデアを想起しているのが、見た様子でわかりました。その足で、また高速道路にのって帰って行かれました。
縁あってもともと、ある仕事でクライアントだった方ですが、とてもアイデアマンであったことを覚えています。
私のところに相談に来られる方は、すごく創造的な方が多いです。その彼らに対して「アイデア創出の支援」をする、というのは、矛盾する?とクライアントや周囲は思うようですが、意外や意外、というべきでしょうか、実際のところ「創造的な人」が私の支援のクライアントの主要部をしめています。
なぜそうなのか、は、今は説明がしがたいですが、私の支援は、ただブレストにつきあうだけ、じゃなく、創造工学的にみて、彼らの高い資質を、さらに活用してもらうために必要な部分を、チューンする感じです。F1カーだって整備がいるわけで、そのメカニックににている、といった感じでしょうか。
そういうポテンシャルの高い方が、『創造性の力を十分発揮できるだろう、あの人のところに相談にいくと』という感じでおいでになります。
創造のプロセスをある程度、体系だって説明することもありますが、暗喩的に、具体的な行動の提示で、示すこともあります。
そんな、クライアントがわいわいと、メールやリアルで日々ご連絡をくださるので、創造的な環境で、いつも仕事をさせてもらっています。とてもありがたいことですね。
ただ、現実を言うと、フィーをいただくのは、難しい仕事でもあります。成果が出たら出世払いで!と元気よくいってのけられると、笑いながら、「ええ、期待していますよ」とお答えしてしまいます(笑)。気長に創造的な社会を創るための種まきをつづけることを生涯の仕事とする、ときめていますので、”これでいいのだ”ですかね。