農商工連携プロデューサー育成塾(アイデア創出の技術 1回目)
今日、お昼からは仙台市内で、東北大学と地域の経済機関らによる人材育成プロジェクトがあります。
農商工連携プロデューサー育成塾
食や林業を豊富に持つ東北としては、「農商工連携」という概念による新産業創造を担うプロデューサー人材を沢山そだてると良いだろう、ということで、そういう人材を輩出する長期のプロジェクトが先月スタートしたのでした。
なぜ、私石井が「農」?について、すこし周辺からお話したいと思います。
私の専門は「創造支援」という割と狭いものなのですが、「支援する相手」は非常に多岐にわたります。
基本的には、私が対応する分野としては、「新事業」「新製品、新サービス」アイデアが、多く、『アイデア・スイッチ』などもそれを強く意識して書いています。
開業して最初の3か月は、1000名を超える精密機械メーカさんの20年後の製品構想を行うプロジェクト型社内研修を実施もしてきました。
しかし、プロの漫画家さんとのお仕事で、京都精華大学の漫画ストーリー学部でのストーリー発想のためのアイデア創出の技法を講義したこともあります。
市民団体さんの新しい事業づくりを、初期的なアイデア創出段階から支援するようなコンサルティング依頼もうけて、対応しています。(これは、行政機関系の登録専門家としての仕事です)。
そして、明日の「アイデア創出の技法」の講義・ワークショップはは、「農商工」です。
支援分野がはじめての場合は、毎回その分野向けに創造工学の本質を、発想技法へ展開します。今回の「農商工」でも同じです。
フードマネジメントの専門家と数か月の打ち合わせを繰り返し、農と食の分野の特殊性を加味して、おこるとよそうされる流れを想定して、発想技法を組んでいきます。
明日の講義&ワークショップは2時間ですが、私石井の使命「創造支援」のお仕事、精一杯提供してきたいと思います。
なお、標準的な創造工学の知の構造の他に、農商工での商品化候補素材の発想用に、オリジナルの「発想トリガー・リスト」をフードマネジメントの専門家の三輪さんと作りました。

これ自体、数年のプロジェクトの中で発展するべきものだと思いますが、現時点でのベストとして、地域食資源掘り起こしの発想ツールとして、活用してみたいと思います。
ちなみに、新商品を発想するための、プロデューサーシップを身につけるための発想支援ツールも、このプロジェクト用に開発しています。それについては、二度目の講義(9月)で提供したいと思います。非売品のアイテムなのに、ブレスターやIdea Pop-up Cardsなどと同じクオリティーで開発・デザインしていますので、ご期待下さい。