ISOT 2009【IDEAPLANTレポート vol.001-1】
アイデアプラントでは、社外ライターの他、独自のやわらか取材を行っています。
ISOT(国際文具展)2009を見に行ってきました。
http://www.isot-fair.jp/
【前半】招待券をめぐる冒険
前日の夜、最寄りホテルの東京ベイ有明ワシントンホテルに泊まりました。ホテル8階からみると、こんな感じです。
いざ、と意気込んで、午前中の用事をホテルで済ますと、会場に向かいました。しかし、会場に入って、招待券をお持ちの方は、というアナウンスを聞き、鞄にしまったままの招待権のことを思い出しました。たぶん、会場に入る前に鞄を預けて招待券もしまったまま、という人もいるのではないでしょうか。私はホテルまで徒歩で行けるので、一度戻りました。暑いです。
さて、入ろうとして、列に並ぶと係の人が寄ってきて「あなたの招待券は違います」とはっきり説明してくれました。
?とおもって、良く見ると、これは、同時開催の東京国際ブックフェア( http://www.bookfair.jp/ )のものでした。
すっかりこれは、ISOTの招待券だと思いこんでいました。というのも、ISOTの招待券を登録する画面で、PDFを以前入手したのですが、うちだそうかな、と思っているうちに、郵便が届きました。ビッグサイトでのその時期の展示会の招待券です。開封してみても、それが国際ブックフェアの同時開催をしらせるのもなのか、国際ブックフェアだけの招待券であるのか、わかりませんでした。
これについては、私以外にもきっと同じことをした人がいたと思います。
係の方に、そういう背景を説明すると「その展示会に行けば、ISOTの招待券も、もらえるとおもいます」とのこと。
ということで、招待券をもらいにまずはブックの方にまわることにしました。会場内は広いので、今来た道を5分ぐらい戻ります。
ISOTの会場はホテルの目の前なのに、30分近くたってもまだ、ISOTに入る段取りになりません。会場の前をいったりきたり。まるで「ドラゴンクエストみたい」だとおもいました。あっちに行って、何とかの石をもらて、こっちに行って、こまっている村人を助けて・・、といったことを繰り返してようやく、進めるあの感じです。ああ、何たる回り道。
ところで、せっかくブックフェアに来たので、一瞬だけはいることにしました。結論としては、予期せぬ出会いが、あり、この回り道は、すごく良いことでした。
「学びの物体化」
ベネッセの子供の辞書の展示ですごいものがありました。パンパンに膨らんで、偏って膨らんだお餅みたいになっている辞書です。具だくさんのレタスバーガーのように、付箋が恐ろしい量、でています。
このとき「付箋学習」というゲームテイストのある学習方法を知りました。
たとえば、こちらやこちらにあります。
ただしくは「辞書ひき学習法」というそうです。
子供が競って、調べた言葉に付箋をはる。知識の獲得を「付箋」という「モノ」に担持させることで、より行為の認知やモチベーションになるようで、おもしろい(けれどシンプルな)いい方法です。
辞書に、面白い使い方を与えたことで、辞書に第二の命を与えた、聡明な小学校の先生方に、よいショックをうけました。
なお、辞書は、自分で引ける、分かるような小学生向けのものがあり、これは自分の子供に買ってあげたいものでした。
漢字にルビ、言葉は平易。幼稚園の年長さんぐらいだと字の好きな子ならよめそうです。
それから、ブースの中に、「アルミの名刺入れ」に入れた「ポストイット」がありました。
お父さんの若いころに使ったアルミの名刺ケースがあれば、それでよさそうです。
会社でよく見るサイズ。PCモニターが「ライオン」になっている、あのポストイットです。
ポストイットにケースを用意したのは、「道具」と「愛着」の関係上、素晴らしい気がしました。ポストイットを裸で持つと、「道具としての所有感」がないのです。愛着のあったポストイットもその個体自体はうすれて、ゼロになります。補充すると、まっさらのものがくるので、どうも道具としての愛着がいれこみにくいわけですが、ケースをよういしてあげることで、この学習のアイテムとして、愛着を形成できるよりしろができている、そんな良い効果を想起しました。

ポピーの会社では、虫カード、植物カードがありました。単純なゲームができるようになっています。知識の獲得も遊びで自然と。そういうテイストの道具っていいですね。
そうこうしている内に、同行者との合流時刻に。ISOT会場へ移動しました。
ブレスターの製造販売をになってくださっているデュナミスのメディア系チームの方などです。
さて、合流したので、いよいよ、本来の目的であるISOTに入ります。(後半に続く)