ISOT 2009【IDEAPLANTレポート vol.001-2】
アイデアプラントでは、社外ライターの他、独自のやわらか取材を行っています。
ISOT(国際文具展)2009を見に行ってきました。
http://www.isot-fair.jp/
【後半】今年のISOTの3大「興味深いアイテム」
誠Biz.IDなどでもおなじみの洗練された「文具」。機能美や生産性の工夫がつまっていて、ナレッジワーカの心を刺激します。
賞が発表されるなど、面白い文具には、注目が集まります。ブースも人だかりの多い中、意外と、はじの方にも「興味深い文具」があります。文具と言えないものもあるので「興味深いアイテム」といいかえます。
[興味深いアイテム、その1]


アイテム名:Dater
企業名:メディカルサポート
薄型デジカメ?というような、美しいデザインの名刺ケースです。レンズ風の場所をおすと、中のカードに日付がスタンプされます。
日付は、会社の日付印のように、手で回します。
相手に渡す時に、日時を押して渡すこともできますし、相手からもらったものを、その場で日付印字することもできます。
アナログな最小限をいれてデザインに力を入れているあたり、シンプルで強い機能の特徴があります。
[興味深いアイテム、その2]


アイテム名:シリーパティー
企業名:Crayola(日本語名は「クレオラ」)、sun-star
アメリカでは50年以上も歴史のあるおもちゃ、なのだそうです。特殊な物性をもったシリコン製の物体です。ゆっくり引くとガムやモチのようにのび、素早く引くと伸びずにぶちり、とちぎれます。インパクトに対して固い結合を示すようです。ボール状にして床に当てると、スーパーボールのように、弾みます。一方で、穴の上においておくと、ゆっくりそこを通って落ちていくそうです。また、ほおっておくとかってにピカピカになるとのことです。
クレオラ、というのはクレヨンの語源でもあるそうで、そこには本物のクレヨンがありました。クレヨンを愛する人が説明してくれて本当のクレヨンの魅力を実感できるでしょう。にじまないし、おれないし、それでいて、書き心地もいいです。
[興味深いアイテム、その3]
アイテム名:Damper(とDamper-L)
企業名:ケイ・エフ・ビジネスサプライ
文具?いえ、ぎりぎり文具ではないとおもうのですが、ただ、書斎をクリエイティブに使うにはもってこいのシンプルな道具です。ダンボールを本棚にしたり、玩具だなをつくったり、仮置きの分別ゴミ箱を作ったりできます。ダンボールの一面を大幅にカットした状態で積むと箱は潰れてしまうものですが、このコーナの補強があるだけでかなりの荷重を耐えます。これだと、ホームセンターで段ボールと買ってきて、面をカットして、自分で段ボール本棚を構築することもできます。商業ユースですが、シンプルな機能なだけに、塚い幅はひろそうでオフィスや書斎の工夫だなには、うってつけのおもしろいアイテムです。
番外編

欧文印刷のブースに、うかがいました。

ブレイン・ペーパーの共同開発者さんです。
大きな消せる紙、実は、会場の裏にあります。どこですか?ときくとオレンジの欧文の方が見せてくれます。この大きさ、プロのファシリテータならば、会議の進め方メソッドがあると思うのですが、それを大幅に助ける製品ができつつあるとおもいます。巨大なホワイトボードペーパーは、会議の可能性を引き出すかもしれません。