節目に思い出したい大切なこと(for 2014)
未来の自分に思い出してほしいことを、書きとめてみようと思います。
「嵐のような忙しさの楽しい道」を行くのか
「穏やかでしみこむような楽しい道」を行くのか。
どちらも捨てがたい良さがある、と
現在35歳の私は思っています。
後者というのは、高度経済成長においては
あまり成り立たなかったスタイルですが、
いまの熟成社会において、
多くの人にもたらされた選択肢「贅沢な生き方」だ
と私は思っています。
「貨幣経済的に貧乏で、好きなように生きる」
という生き方を、選択できるようになった、と。
社会の価値観がもうすこし「下り坂を前提とした価値観体系」になると、これが「一つの幸せのスタイル」であることが、当り前のようになると思います。多分それは、2014年ぐらい。
(なお「貨幣経済的に貧乏」という言葉は、その時には、別の言葉で、適切にいいかえられるべき「今の言葉で代替え的に表現した単語」です。うまく言えませんが、資産の多い人が抱える苦労を、逆さにしたような、概念、になるだろうと思います。)
もちろん、「静けさ」みたいなものだけが人の生き方ではないでしょう。社会全体が、縮小を続けるなかでも「活発に成長するエリア」があります。生命体で言えば、成長期をおえて徐々に熟成にむかう体の中でも、短期的に部位の廃棄と再生はおこなわれています。それに似ています。
ただ、活発さは、そのエネルギーのフォーカスを細く絞って、点を打つ、機敏に打つ、ような知的体力が必要です。精度高く、小回りの利くチーム(企業内の、というよりも、人々の仮想的な集まりも含めて、チームと表現したいのですが)、そういうモノが必要でしょう。