よい仕事とは「仕事=人間関係のよりしろ」
アイデア・スイッチの出版から20日がたちました。
いくつかのメディアでの掲載と、取材をいただき、
読者の方からも、感想やご意見をいただきました。
みなさん、本当にありがとうございます。
励みにしてさらに精進いたします。
出版後の忙しさも、一段落しつつあり、
一番最初の最初に、メールで出版を報告した方から
いただいたお返事へ、ようやくお返事を書くことができました。
この20日間で、実は本の出版とは関係のない部分で、
私の行く道の大きな分岐点にさしかかっていました。
(まだ、います)。
はじめに、出版をご報告した方は、私にとって
長期的な視点でおつきあいをさせていただいているクライアントさんです。
でも仕事のつながり、ではなくて、精神的な尊敬できる方であり
人生の先輩として、私が信頼を寄せている方です。
そうした方とのお仕事、それから、私に期待してくださっている方々との仕事、これらは、いずれも私にとって大切にしている「使命」としての仕事なんですが、それをすべて、選ぶわけにはいきません。戦略とは「略すこと、捨てること」にその真価がある、とむかし尊敬する先生が言いましたが、仕事=人間関係のよりしろ、ととらえている私にとっては、合理的に判断なんて、簡単にできない部分です。
甘い、かもしれません。
そういう自分を、昔の私(20代のころ)なら、きっと、そういいきったでしょう。
しかし、「お客さんを本当に愛して、その人がより良い状態になるように仕事をしよう」と思っている今の私には、「損得の数字」で選択肢を選びがたいです。
選べる、のは、幸せなこと。
もうすこし、自分の心と、仕事(リアルな人物たちのとの関係性)を、照らし合わせて、自分の道を、目を凝らして見つめてみたいと思います。
いずれにしても、前向きな選択肢をまえに、なやむ、というのは、贅沢もの、ということだけは、本当にありがたく、そういう状況をくださる多くの方々に、すべて感謝しています。
(ふせつつ、自分の気持ちを語るのは難しいですね)