ベンチャーキャピタルの友人。凛とした背中をもった大人であり続けたい。
古くからの友人で、ベンチャーキャピタルで働いている人がいます。
志しをともにする仲間なので、同志、というべきかもしれません。
彼とは、若いころに、よりよい社会生活を創ろう、ということを語り合って、今でも大真面目にお互いそれを実現しようとしている親友の一人です。
お互い、リスクに対する考え方は違いますが、自分の方針が第一にあって、所属機関は第二にあるため、方針にまっすぐに生きようとすると、所属機関は頻繁に変わる生き方が、そこにあります。所属機関でのサバイブを第一にすると、生き方は時に曲げなければならない。それはまったく受け入れないタイプの人は、こういう「自分の決めた働き方」を徹することになります。
(もちろん、仕事を適当にするとか、こらえ性がなく職場を転々とするのとは、まったく違います。たぶん、そのときそのときの所属機関においては、誰よりも働いているような、働き方です)
さて、この友人とは人生の節目節目で、お互いの考えを話し合います。不確定な要素もふくめて、人間の弱さや厳しい視点もふくめて、普段、人には見せない心の深いところまで、話します。彼が岐路に立つとき、私が岐路に立つとき。
夕べも、そのタイミングでした。
彼と5年前に同じような時間を過ごし、その時に語った遠い未来は、予想よりもずっと早く実現のリーチに入ってきました。今また、昨晩語ったことも、次の5年や10年で予想よりも早く実現するだろうと思いました。
夢や理念という部分の会話と、経済的価値やリスクという部分の会話が、混在して同時に会話できる相手です。そういう相手だからこそ、未来の可能性を目を凝らしてよく見るような構想について、はなしあえるのだろう、とも思います。理念と経済のバランスが似ているのかな、と思います。
視界が晴れて、力強く自信を持って歩を進める。
そんな、凛とした背中をもった大人であり続けたい、と
思ったのでした。