講演中の時間管理をしていて気が付いたコツ
大体いつも、お伝えしたい事が沢山あって、2時間のところを20~30分、はみ出してしまうのですが、ある時に、ぴたりと終わったことがありました。
当初90分と伺っていて、そのために内容を設計した、120分ぶんになってしまったので、予備スライドとして、30分を「+α」にしました。
その後、その持ち時間が120分であるとわかり、それならばちょうど呼びも含めて、おさまりがいいとおもって臨みました。
その結果、当初90分枠で終わる内容が終わったのは、120分ちょうどでした。残りの予備スライドには入らずに。
90分の中でも、聴講される方の反応を見て、「すこし具体的なこともお話ししたり」「関連するちょっとアドバンストな内容」もお話ししたりするので、25%程度長くなるのが、原因です。
これを初めからおりこむのは難しいもので、大体、組織によって、「これは聞いたことある」「この辺は興味がない」というのがあります。そこは大抵、最小限の要素をお伝えして、ささっと進みます。聴講されている方にはわかりえないかもしれませんが、いく度が私のワークショップに参加された方は、実施毎に内容もちがうち、同じ内容でもウエイトが違うと感じられると思います。そこにはそういう背景があります。
さて、もどりますが、大体120分の持ち時間があった場合、私のようなタイプは、90分ぶんで組んで、後の30分は予備、という構成が良いようです。少しでも多くのものを渡したい、しかし、早く過ぎて多すぎて何も伝わらないのは、もっと避けたいですから。
追記:
あるいは、波多野先生(波多野卓司先生)のように、配布資料がワードで書いた、「もうほとんどこれは本ですね」というような知の解説書をくばり、それを元に、適宜お話していく、というのもありかもしれません。波多野先生はスライドをめったに使いません。それでもすごく分かりやすくお話しされます。そしてホワイトボードをよくつかわれます。
ということで、話の長くなりがちな講師の場合のコツ、としては「短い時間で終わる内容+予備」でスライドを作ること、と最近思い至りました。