地元企業さんのアイデアワークを支援
今日は、アイデアワークをサポートする仕事をしてきました。
クライアントさんは、これから、シリーズで最低で3回、長ければ10回を見越したアイデア開発の活動をしていきます。私は、アイデア創出のプロセスを提供する立場で、支援していきます。
企業には、商品開発&技術開発のごく初期段階に、「アイデア創出」の活動があります。企画部さんやR&D部門があるような企業は幸運です。アイデア開発をする時に、社内的に体系だった創造手法を提供してもらえたりします。実際、TRIZシンポジウムに行くと、社内の技術開発部門のいわば「開発コーチ」という立場にある方がたくさんおられます。彼らのいる会社はTRIZ系、あるいは、オズボーン系(CPSなど)の技法を望めば社員が使えるでしょう。
さて、中小企業さんは、どうか。
中小企業では、自社が製造業ではないけれど、ものづくりの装置を開発して、自社品を作ってしまえる状況になったりすることがあります。こういうケースでは特に「アイデア開発」の活動は、運とメンバーの創造的資質によって、うまくいったりいかなかったりが、大きくなります。
そこで、アイデアプラントとしては、
大企業さんには⇒アイデアワークショップ(~実践型の研修)を提供することが多いです。
中小企業さんには⇒アイデアワーク(開発のごく初期段階、アイデア開発の活動)を支援することが多いです。このスタイルの場合、アイデアプラントも、アイデア創出チームの一員として、アイデアをたくさん出します。
大企業さんに講師として呼んでいただけるのは大変光栄ですし、内容も非常に高度なコンテンツを、といわれて、創造の専門的知見をフルに出せたりします。
一方、中小企業さん向け、といいますか、アイデアワークの場合は、クライアント・メンバーの希望するゴールや、資質をみて、そのグループだけの、専用のプロセスを設計して、一緒に走りきります。この仕事は、より、私たちの使命と考える仕事に一致しています。使命をかなう貴重な機会をいただいていることに感謝しつつ、全力で取り組んでいます。自社の開発案件だとおもって、仕事します。と宣言して。
先程日付が変わり、今は書斎で、本日のクライアントとの「アイデアワークで生まれた数十のアイデア」をまとめる作業をしています。
「顧客への圧倒的な愛が製品のフォルムに宿る」--そういう仕事を昨日も今日も明日も来年も20年後も、しよう。そう思うのでした。