船(プロジェクト)にのる
昨日今日と興味深い仕事をしてきました。場所は東京。守秘の関係でぼかしてかきますが、あるプロジェクトにお手伝いの立場で入ることになりました。
実質的には、私の実働は少しですが、その短い接点の中で、そのメンバーが実に濃い時間をくれるんですね。
ずっと前から知り合いだったような、垣根のなさ、です。私のそこでの心象風景としては。
あるものを開発されています。拝見させてもらったのですが、見てすぐに「ああ、これは、かなり気持ちを込めてつくったなぁ」とおもいました。
私なりの言葉で言えば「つかってくれる人への愛が、その製品のフォルムに宿る」ような、ものでした。話を聞くにつれて、良く出来ているなぁと思いました。シンプルだけど、そこには削ぎ落とされて抽出されたものの深さ、というか、「引き出し」の存在を感じました。
プロジェクトは、船に似ている。
目的地が一緒なら、人生のしばしの間、同じ船に乗ろう。
船から降りてそれぞれの航路を行くこともあれば
またどこかで、一緒に乗れる航路があれば、ともにゆこう。
規模の経済を追求出来ないしぼみゆく経済では、
プロジェクト型事業が相対的に増えます。
自分が船長の船もありますが、
おもしろい船に乗るのもいいですね。
身の丈に合った仕事のサイズを見誤らないように
意識していますが、同時に、出会いを大事にしたいなぁと
おもうのでした。