文具かばんの中のペン 発想ノート法のために使っているもの
新商品発売目前です。
ですが、ここでちょっと、息抜き的な文房具の話をしたいとおもいます。
かばんからペンを取り出してとってみました。
私がいつももっている小さな黒の文具かばん。これには、文具が入っています。どういう状況でも大体これだけはもっていて、アイデアを書き留める「情報カード」(コレクト社)とプラマンが、常に入っています。
名刺のストックは切らしても、情報カードだけは、切らしません。
飲み会の席で、コースターをつかって話の中の概念を図示することがよくありますが、そのタイミングで、手元のかばんをごそごそとさぐって、白紙のカードとプラマンのペンをだします。
酔っ払ってしまって、何を話したか覚えていない朝でも、カードをみると「あ、そうだ、こういう面白いテーマの映画、おしえてもらったっけ」「○○って本に、今度の開発のヒントがあるってきいたな」「この話を自分でしながら、きがついたことがあったんだ」ということを思い出したりします。
不思議なもので、その汚い文字のカードも、10枚あると3枚ぐらいは、リアルにそのシーンを思い出せたりします。
打ち合わせ中でも、いつでも、この文具かばんは、手の届く場所にあります。
いつでも、無意識に、かばんの中のカードとペンをとるような癖がつけられています。なので、このかばんがないと落ち着かない。そんな感じすらします。講演中の演台にも、あるんです。これ。
さて、ペン。
動画のペンの話ですが、上の動画のように、カラフルなペンが最近加わりました。STAEDTLER(ステッドラー) triplus finelinerというペンです。銀座の伊東屋(赤いでかいクリップのお店)で購入。
このペンは、マインドマップの達人に書き方を先日教えてもらったときに、使ってごらん、と渡されたときに書いた書き味できにいってしまいました。持ったときの剛性感が最高にいいんです。これ、具体的には言いがたい感覚ですが、細くて、かつ、高い剛性をもちつつ幾分柔軟、というグリップ感です。
そしてペン先。サインペンのようですがキャップを忘れても乾いてしまわないそうです。そして重ねがきで濃くなるので、意図して濃く書く、うすくかく、という色鉛筆のような書き方ができます。黒一食だった私のメモが、最近はいろんな色をつかうようになりました。
ただしメモカードには、定番のプラマンに限定しています。なによりかさささという書き味。それにスキャンスナップで読み込ませたときに、どんなに失敗してもきちんとデジタルになる、そういうべた塗りの黒、感、というのが心地いいので。
文具かばんの中で4年以上、変わらずに主役の座を占めている、情報カードと、プラマン。こういうアナログで、飾り気のない道具にくらべて、ステッドラーはどこか頼りなさげにみえますが、人生には一貫している部分と、ちょっとしたアレンジが、たのしいのではないか、と思うのです。だから、ステッドラーはかばんの中にしばらく滞在しているでしょう。もしかしたら、定番になるかもしれません。
色はちなみに、「ブレスターの4カラー」にちかい4色を選択しました。モノクロでスキャンしたときに、なんとか、彩度があって、ぱっと見たときに、簡単に違う色、にみえるものとして、この4色です。
このブログの右のボタンも4色ですが、これらはすべて、「ブレスター」(BrainStorming Master、というアイデアプラントの作ったカードゲーム)の基本色を基板にして、いたりします。
(この記事を書いているときに、大きな地震がありました。あせりましたね。人生は一瞬一瞬、くいのないように生きたい!と、瞬間的におもったのでした。)