ブレストの道具を安く手に入れよう。
ブレストをベースにした仕事が多い日々ですが、
その中で見聞きしたり、自作している道具について
すこし書いてみたいと思います。
ブレストの壁
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プラダン(プラスチックダンボール)900*1800mmを
縦長に二つ折り。
紙相撲の力士を実寸で作るような、そんな見た目です。
これをポストイットの貼り付け面にします。
強く押せば倒れますが、貼り付ける分には十分。
机が一杯とか、壁にはれないときに、そういう道具が
便利です。
この壁を持ち運ぶこともできますので、
1時間で明け渡さないといけない場所でも使えて便利です。
続きを別の場所に持っていけますので。
値段は、大きさの割りに安くて、500~800円ぐらいです。
2~3枚持っておくと、便利です。
複数のプロジェクトを持っているときに、
それに応じて使えます。
はがせるラベル
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アイデアを出すということは、仮の作業をたくさんする、
ということもあります。
そういうときに、たくさんの、仮の結合とか、仮のメモとかを
したいことってあります。
ポストイットもいいのですが、
小ぶりの「はがせるラベル」もいいです。
これで、紙同士をつなげたり、
ポストイットの上にさらにアイデアをのせたりします。
あるいはフルにポストイット代わりにします。
これだと、アイデアを構造化するときに、A4の色のついた紙に
はって、ラベル間につなぎせんをいれていったり、
数枚をまるで閉じたりして、アイデアの編集作業がしやすいです。
はがせるし、そのまま、はっておいても簡単に取れない。
そういうポストイットとはすこし違った特性が生きてきます。
ポストイットは、何かの拍子にはがれるし、
スキャンするときに、貼り付けていても、読み込みの手間がかかります。
(フィルムカバーをかけないといけないので)
ラベルシールはらべるだけあって、書きやすいのも魅力です。
100円ショップで100円で50~60片ぐらいのものが手に入ります。
一枚2円ぐらいなので、情報カードの安いものと大体同じコスト。
ペン
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どんなものでもいいのですが、ずっと手に握っているとか
ポケットに入れている、という状況になりがちなので
どれに耐えるものがいいですね。
大量に書くときの書き味も、自分にあったものを。
私は「プラマン」の黒をつかっています。
多少ですぎるのですが、太くも細くもかけて、
かさささっとした、かき心地がいいです。
ビニール針金(モール)
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曲げやすい針金を置いておくと、視覚的なもの、立体的なものを
考えるときに、ちょっとした形を作れていいです。
技術的なもの、構造的なもの、を考えるときに
図示したいときがありますが、それよりも手元でさっと
雰囲気を示したいときなどに便利です。
小さいホワイトボード
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デジカメで、ホワイトボードをとったり、卓上のポストイットを取るときに、写真の意図を、1個とだけ入れておきます。単に数字でもいいです。[1][2][3][4]と撮影したのに、あとである部分を撮影しようとして「あ、これは、3のあと4のまえだった」と気がついた場合は、[3.5]と書いて撮影します。
デジカメの写真を後で編集するときに、飛躍的に楽です。撮影した日に編集できない資料の場合は、この工夫をしておくだけで、かなりいい感じに編集作業ができます。
なお、ホワイトボード面に、数字を書き込んだっていいのでなくてもいいのですが、テーブルのポストイットとか、立体物とか、そういういろんなものを、デジカメという画像に統一して取り込めるわけで、それをこれが最大にいかしてくれます。大判の単語カードにあらかじめ数字のナンバーを書いたものを持っておくだけでも、いいんです。
ホワイトボードの場合は、その写真の意図を手書きできる、というよさがあります。「課題」とか「参考情報」とか「議題」とか、「構想部分」とか。
はさみとポストイットのり
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ブレストの材料としてもってきた雑誌で、きってもいいもの(できれば、雑誌の古いもの、捨ててもいいものを、持ってきてもらうのが、よいです)をはさみで切ります。
ちょっとした小物をきりだしたり、なにかのキーコンセプトを切り出したり、2×2の図表を切り出したり。
それをポストイットのりをつけて、はりつけます。
模造紙を用意しておいたほうがいいですね。ポストイットのりは
相手側に残る可能性があることもかんがえて。
頭で紹介したプラダンなどに、模造紙をクリップで付けておけば、
使える面を減らすことなく、そういう「議論のサンプルアイテム」を
空間に浮かばせておくとができます。
(机の上はあっという間に他の紙に埋もれてしまいます。)
トーキングオブジェクト
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クシュボールのような本格的なものがあります。
しかし、安いものを使って、それっぽいこともできます。
本格的なものはやはりつかいやすい。でも安くてもある程度できます。
たとえば100円ショップで売っている、変わった、突起のあるボールとかスポンジ状の手のひらさいずのサイコロとかを、持参します。
発言を促進したいときにそれを持った人に発言をしてもらう、と意外と、流れ始めたりします。そのオブジェクトはトークする人にパスする。そういうシンプルルールだけで、場の回転数を再びあげることもできます。
ただし、こつん、という硬さを持ったものは向かないのと、球体でころころと、安定せず、転がったときにとりに行くのが面倒なものもNGです。ジャグリングの練習おてだま、なんかも、いいとおもいます。ただし洗える素材がいいですね。
他にも、思い出したら書いてみたいと思います。
ちかぢか、誠ブログへ、きちんと書いてみます。