賭けた思いの深さ
サッカーの日本代表チームの敗退をみて、高校時代の部活の最後の試合を思い出しました。当時の時間を生きていた時に見えていたもの。それが共鳴して代表チームの試合後の涙に深く引き出されました。
情熱を燃やして打ち込む姿勢。仲間と突き進む時間。そして、「賭けた思いの深さだけ、終焉の時に湧き出る感情は大きく抗し難い。」ということ。
当時の心を覗き込むと、時々思い出したいことがありました。
うまく表現できない価値、それは流通したり譲渡したりはできないもの。そういう価値に敏感である心。情熱を燃やして損得なんかずっと後になって考える行動スタイル。没頭すること。エネルギーを使って生きること。
それらが、人生に鮮やかな色彩を与えてくれる。
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そして、多分これは、スポーツだけじゃなく、仕事や日々の営みにもいえること。
楽しそうに仕事をしている人は、最小限の労力で仕事を仕上げたりしていない。そんなことをしたら、「経済の指標では数字にならないある種の、貴重な価値を大損しちゃう」ことを、知っているのだ。そう思います。