【アイスブレイク】「ストーリーモール」
モールを使った、イマジネーションを刺激するアイスブレイクを作りました。紹介します。
必要な道具は、3色のモールです。一人に3本(各色1本ずつ)用意します。

100本入って200~300円です。(浅草橋のシモジマで購入)
1)一人に3本配ります(緑、白、茶を、1本ずつ)
2)「緑は”めばえ”から連想できるものを作ります。
白は”いきおい”から連想できるものを作ります。
茶は”みのり”から連想できるものを作ります。」
(これ自体が、結構な、イマジネーションの刺激になります。
また手先を使って形を作る、というのも、よい刺激になります。
みんな黙々と作ります。3分で短い場合は、少し延長します。)
3)テーブルメンバーのを全部混ぜ、ランダムに円状に並べます。
4)じゃんけんで勝った人から順に即興でストーリーを作ります。
出だしはこうです。
(一つのモールをつまみあげながら、円の中心に置き、)
「昔あるところに、○○がありました/いました。その○○は・・・」で始まるストーリーを30秒ぐらい話します。
そして、話を次のフレーズで絞めます。
「すると、困ったことが起こりました。」
そして、円上のモールを一つとり、番を継ぐ人(左隣)に渡します。
5)次の人は、受け取ったモールを円の中心に並べ、即興でそのモールを使って話をつなげます。
「すると、困ったことが起こりました。というのも、・・・」
話をつなげやすいモールもあれば「え?これ、なに?・・・」というモールもありますが、それは自分の想像でそのモールを解釈して話を作っていきます。(なお、作った本人がそれがなんであるかを教えてはいけません。また、適当な解釈をされても、口出しはできません)
そして、最後に「すると、困ったことが起こりました」といって、モールを一つとり、左隣に渡します(番を回します)。
6)これを繰り返していって、すべてのモールがなくなるか、7分ぐらいたったら終わりにします。
実際にやってみた例を紹介します。

なかなか、おもしろい感じの話が展開された模様。

こちらもまた違った感じ。芽生え=種から双葉、というのはかなり多くの人が作るのですが、ストーリー上、なんども同じ要素が出てきた方が、話が発展するで、あえて「芽生え」が入っています。一方で、白や茶色は多様性が高い傾向にあります。

ここは、人数の関係で、ワークは十分に実施できなかったところです。ただ面白いので載せておきます。わずかな時間でモールを使って「ドロイド君」をつくったのは、OESFの代表理事の三浦さん。このモールの短さでこれだけの複雑な造形を作るとは・・・と、驚きました。ここまでできるのはかなり器用なかたです(当社比)。三浦さんは、自分自身で手を動かして物を作る人なんだなぁというのがこの短時間の造形からはっきりわかりました。こういう相手の一部を垣間見ることができる点も面白いと思いました。
それぞれの造形をよりしろに、物語を適当に作っていくワークというのは、「大盛り上がり」ではないにしろ、ファミリアな雰囲気をテーブルに醸成する、という意味ではとても良い効果があるように見えました。(あ、この人怖い人に見えるけれど、意外とおもろい、とかなったりね)
ストーリーモール、は、ワークとしてはいくつものバリエーションがあるでしょう。
新しいやり方のアイデアがあればぜひ教えてください。