【発想トレーニング例】サイコロ(4・6・8・12・20・30)でゲームを作れ
先日、上野駅で、新幹線ホームに行く前にふと、お店に入って、ゲーム教材の開発用資料として購入しました。

サイコロです。
4面体、6面体、8面体、12面体、20面体、30面体。
面白いなぁと思います。断面というか、面の形状が、
3・4・3・5・3・4角形なんです。
ちなみに30面体、というのはかなり特殊で、4角形といってもひし形です。
(菱形三十面体 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%B1%E5%BD%A2%E4%B8%89%E5%8D%81%E9%9D%A2%E4%BD%93 )
このサイコロを、2セット買いました。
数の違う複数の多面体のサイコロを用いて、楽しく簡単なゲームを作ってみよう、というのをしばらく、自主トレ的に考えていました。創造的なトレーニングとしてこの問い自体が有効であること思いました。
理系の大学生向けに、アイスブレイクとして
「この6個のサイコロ。一部もしくは全部を使って、シンプルな遊びを考案せよ」
という課題を出したら、結構、予想もつかないものを考えだして面白そうだなぁと、思いました。
発想例1)
たとえば、ですが、「このサイコロのどれでもいいので、1つ選び、最も遠くまで投げられた人の勝ち。ただし、出目Xの分だけ、飛距離を減じる(単位はメートルで)」というゲームを考えたりするでしょう。プレイヤーは、どれを選ぶのが最も有利か、に戦略性が出てきます。転がりやすいのは多面体。でも多面体は、出目の平均値はそれだけ上がります。などなど)
発想例2)
たとえば、ですが、「まず、30面体を振り、その出目を超えないように最も近い数字した人の勝ち。使えるのは、20面体~4面体。振るのは一部でも全部でもよいが、いっぺんに振らなくてはいけない。出目の合計が、30面体の出目を超えてしまった場合は失格」というゲーム。これだとかなり運の要素がありますが、サイコロが持つ平均の出目の概念があるとサイコロの選定を上手くできるでしょう。はじめに振る30面体の出目によっては選ぶべきサイコロが変わります。その辺が、プレイヤーごとに勝てる確率を変えるので、面白いかもしれません。)
単純な道具からゲームを作り出す、というのは、とても創造的なトレーニングや準備運動になります。機会があったら、どこかで一度、試してみたいと思います。