【ブレストの手法】2段階ブレスト (2012/7/3更新版)
創造的なアイデア出しをしたい、という場面で、でもなかなかブレストが上手くいかないんだ、という悩み、ありますよね。
批判(否定的判断)を後回しにする、といってもなかなか組織文化的に難しい。
そういう時には、二段階ブレスト(先What後Howブレスト)を試してみてください。
技法のスライド
この方法の良い所は、ブレストが二段階に構造化されているところです。初めのブレストは、創造的に、理想案を出します。次のブレストは、その実現方法を皆の力で出していきます。
批判禁止、という設定を入れることもなく、「実現方法がわからないアイデアでOK。まずはWhat(理想案:こうだったらいいのにな」を出そう」ということで、最初のブレストを始めると、結構多くの人が、未成熟なアイデアも臆せず出してくれます。
次のHowのあたりは今回スライドを加えました。最近、よく寄せられる質問に「Howブレスト(=実現性をあげるブレスト)が上手くいかない」、というものがありました。ワークショップ中であれば、その場で即答していたのですが、件数がたまってきて傾向が見えてきたので、2つの方法へ整理して載せています。具体的には「PPCOスタイル」と「Criteriaスタイル」です。
(更に、普段は口頭で伝えるにとどめていた「Whatは、ちょっと、突き抜けておくべし」という部分も、手書きですが、スライドにしました。内容的には、”Howではアイデアが幾分おとなしくなるので少し高い所から右に飛ばそう”、というものです)
以前ワークショップにご参加いただいた方や、拙著を読んでくださった方で、その点が上手くいかず悩んでいた、という方がいらっしゃれば、ぜひスライドの内容をヒントにしてみてください。