『アイデアスイッチ特別付録』を公開しました。(出版から1500日を記念して)
拙著、『アイデアスイッチ 次々発想を生み出す装置』が、2009年の6月に出版してから4年ちょっと。1500日がたちました。(正確には、8月8日で1500日ですが。)
4年も前に発売した本に、いまだにダウンロードコンテンツを拡充するというのも、酔狂な気もしますが、ダウンロードコンテンツを一つ増やしました。
(PW解除には、アイデアスイッチの著書ページ、石井の名前の下に〇〇代表、とありますが、そのカタカナ名を、英単語で打ち込んで下さい。)
これは、講演やワークショップなどで、ブレストのルールの根底にあるものを説明する時のスライドを、編集して作ったものです。アイデアスイッチを書いてから何度も話して、当時の表現よりももっと、削って、具体的にもしてあります。
極めてひっそりと、著者のブログ(このブログ)で紹介します。
━━━━━━━ 余談 ━━━━━━━━━━
ところで、次の本を書かなくちゃと、思っております。SNS上では時々、その手の話をしていたのですが、きちんとしたことを書こうとしているこちらのブログについては、その辺に言及できないでおりました。
アイデアスイッチが出た当時とは、ずいぶん、私の周りの環境も変わりました。本のような大量の文章を書きだし構成していく時間がどんどん取れなくなっていくにつれて、「本が出ていたこと」にずいぶん助けられました。有限の時間の中で非常に多くの人に、知識の伝達がかなう手段なんだなぁと。
最近、年間の講演&ワークショップを数えてみたところ、丁度52回でした。一年が52周なので、一週間に一度のペースでどこかで登壇させてもらっていました。
規模はさまざまですが、ワークショップ系が多いので、平均40名の参加者の方として、52をかけると、2000人ちょっとの方とお会いして、一緒にアイデア発想をしたり、講演をさせていただいたりしてきました。
この規模を、1ケタ増やすことは可能か、といえば、相当な著名人にならない限り無理でしょう。ワークショップ系は、60名ぐらいまでがコントロールのきく規模ですし、しゃべるだけの講演はあまり性に合わないのですが、頑張って毎回、講演的なものにして、それでも、一ケタ増やせるかどうか、でしょう。
こうして計算してみると、一年間に2000人とか、あるいはその数倍の方にお会いして、アイデア創出の技術を、お伝えすることが、物理限界として見えてきます。
一方、本は、仮に外国にずっといったり、病気で寝込んだとしても、その間もずっと、知識伝達メディアとして役目を果たしてくれています。職業作家ではないので、ヒットは要らないし、望むべくもないですが、いまの私の伝達状況よりも、一桁あげることを可能にしてくれるのはやはり本なんだろうと思い、”本を書かなくちゃ”と、最近、良く思うようになりました。
次に書くならば、またマニアックな方向に舵を切りたいところでして、「アイデアワークショップの作り方、運営の仕方Book」みたいなものがいいなぁと思います。後ろに付録があって、ワークショップのスモールステップがモジュールとしてカード状になっていて、それを切り離して、並べていくと、社内ワークショップが、それっぽく設計できていくような、そんなものです。・・・マニアックですね。(笑)。 ですが、私を取り巻く世界の中ではそれが必要な人が非常に多くて、もしかしたら、直接はお会いできないような方の活動にも役立つものとなり得るのではないか、と思います。
さて、どうなるか分からない私案ですが、行ってしまえば、意外と無意識のうちに、そこに向かって意識が強くなるので、実現が一歩近づくかもしれません。