プロのスケッチに感心。
8月4日。昨日に引き続き商品開発の研修に参加しています。講師の宮島先生が即興でパステルの使い方の実演を兼ねて数点のサンプルを描いていただいたのですが、その手際、できていく様をみては、しきりに「ほぉ~。おお~」と感心していました。
立体が立体見えます。やわらかい質感やソリッドな光沢も感じます。エレガントな感性イメージを反映した全体としての色合い。短時間で出来上がったその絵は、コンセプトカーのスケッチにあるのとほぼ同じようはクオリティーのものでした。これはすごい。
手順が私の目には次のように見えました。
1、描くものの輪郭を思い描く。紙に落とし込むように3周くらい線を引く。
2、立体物としてライトに照らされて光るさまを思い描く。色の等高線を意識して、濃いエリアほど重ね塗り。丸いところはくるりくるりと丸い塗り方。
3、より濃い部分も色を変えてつける。
4、かげを思え描く。輪郭をさっと引く。そして塗る。コントラストが映える。
5、光がもっと当たっているところに白線を入れる。盛り上がっている部分。
自分で描くものを描けるようになるには少しモノの見え方(光沢、質感)を観察する必要がありそうです。天井からかなり強い白色光をあててその状態でデジカメ写真をとります。そしてそれを、フルカラーから、数十色のカラーセットに情報を劣化させます。そのときの見え方における色の等高線を知ることができそうです。そうすれば比較的分析的にモノを再現できるようになりそうです。
商品開発研修はとても学びの多い研修です。オススメです。
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(追記)
手書きのスケッチはPPTにとても映えそうな気がします。
(追記2)
PPTでどういう画風のものがかけるのか、いろいろ書いてみました。ノートPCのタッチパッドでフリーハンドの線を引くのは結構かれた味わい。