創造工学の絵本2「アイデアを収穫しよう」
ブレスターの第一版では、アイデアに役立つカード(二枚組み)をプレゼントしたのですが、今度の第二版では「創造工学の絵本2 アイデアを収穫しよう」という小冊子をプレゼントとして同封しました。
アイデアを拡げる手法(ブレインストーミングはその一つ)は企画系の知識のある方ならいくつかご存知だとおもいます。ブレインストーミングと同じくらい、ブレインライティングやカードブレインストーミングなども、業種・職種によっては向いています。(私の私見ですが、小学校や中学校の先生が生徒や職員の企画会議などで、ブレインストーミングをするような場合には、カードブレインストーミングが向いているように思います。クリエイター同士の初期的な企画や職位の大きく異なる人のいる場でのアイデア出しでは、ブレインライティングが向いているように思います。)
さて、同封した絵本「アイデアを収穫しよう」は、こうしてアイデア出しが十分にうまくいった後に「さて、アイデアをどう絞ろうか」というときに、チームの力をうまく使うためのエッセンスとして参考にしていただければ、とおもい、作成しました。
せっかくのアイデアフルな会議も、その後の絞込みのやり方がうまくいかないと、どうも、企画の実行がしっくりこない、楽しくない。そんな経験がありませんか。創造的な作業でも批判思考は「ある時点」では必要なんですが、いきなり、アイデアの種を無造作に批判してはなかなか難しい。批判の嵐にさらす前に、もうすこしするべきことがあるんですね。そうしたことは「創造」というものを深く研究しワークとして実践してきた知識を用いることで大幅に向上します。
アレックス・オズボーン。ブレインストーミングを作った方ですね。オズボーンは後に、創造性の手法のオーソリティーとしてCPSインスティテュートをつくります。(CPSI)。創造性についての大きな手法体系。発散と収束。あるいはブレストのテーマをいかに適切にするか、といったものを提供しています。
その他にも、クリエイティビティーについては、ロシアやアメリカでも実践レベルで有益なものがあります。それらいわば「創造工学」といわれるもののエッセンスを集約したもの、それが、絵本「アイデアを収穫しよう」です。
優れたクリエイターには、優れた収束の手法も。
こうした知見の提供を通じて、皆さんのお役に立てれば幸いです。