さらば青春の光。
4月28日。自宅の模様替えをおこないました。
洋服かけの奥からライダースジャケットを引っ張り出してみたら、白カビがバッチリと。私の大学院生時代にのっていたV-MAXの相棒です。V-MAXは、1,200ccの大型バイクで、武骨でものすごい加速力の大好きなバイクでした。フルスロットルで加速すれば、体が引き剥がされそうな、力強さ。そのバイクにのっていろんなところにいきました。こけたりもして、時速60キロで道路をバイクと共に滑っていったことも。
東京で就職し、バイクが動かせなくなって、V-MAXは手放してしまいました。そして、がちがちに体をホールドする厚い皮のライダースジャケットをきることはもうないとおもっていても、自分の突き進む情念のシンボルとして、ライダースをもっていました。
そのライダース、引越しや模様替えのたびに、取捨選択を潜り抜けてきたのですが、白カビがびっしり付いて他の洋服もだめにしそうなこと、娘の幼稚園の制服を収納するスペースが必要になったこと。ここで、しばし考えて、えいっ、と廃棄する決断しました。

布袋の「さらば青春の光」を口ずさみつつ、感傷的ですが、革ジャンに、ありがとう、といいながら、捨てました。でも、いつかまた、バイクに乗るぞ!