大學之道
大学・中庸という本があります。2500年前に書かれた本です。ある教授から教えていただきました。四書の「大学」「論語」「孟子」「中庸」の大学と中庸です。四書の中の位置づけを離れ、大学と中庸の原典にもとづき解説された本です。
その先生の講義に、縁あって参加させてもらい、大學(たいがく、と発音したそうです。)の部分の話を聞きました。なかなか深く一度ではわかりませんが、現代にもなお、本質が沢山ありました。
三綱領・八条目
大學之道
明明徳(本・体)
格物
到知 →[知]
誠意
正心
終身 →[行]
新民(末・用)
斉家
治国
平天下 →[推行]
止於至善(極自新新民・体用之標的)
知止 →[始]
有定
能静
能安
能慮
能得 →[終]
漢字ばかりですが、その意味するところは非常に深遠。大學之道とは、明るい徳(良い道徳)を明らかにする(個人の達する極み)、そして、民を新しくする(つまり、民に良い道徳をもたらすこと)、そして、善にいたる状態にとどめること(つまり、社会を良い状態に保つこと)。とあります。
何のために、大学に学ぶのか。
長く振り返って考えてみたいテーマです。