強みの見つけ方(3)
台帳から黒字の要因をしらべる、という方法もあります。
数字に強いタイプのコンサルタントが会社に入っていって強みを探すときに行う方法です。
どんな会社にも黒字のときがありました。これまで一度も黒字がない、という会社はほとんどありません。そういう会社は存続できていませんので。(例外が稀にありますが。)
黒字の中でも特に利益のピークとなった最盛期の数字を調べると、何が原因で利益が出ていたのか、その要因を発見することが出来ます。ある種の仕入先との関係性であったとか、市場の急激な伸びであったとか、自社のある種の行動が要因だったとか、などなど。
例年の会社のその時期とは、会計の数字の構成が変わっています。どこかに黒字の発生源となる変化や偏りが。
それが、強みです。
数字に強い人であればぜひ自社の強みの明確化に取り組んでみてください。
この方法は、これから創業する起業家や、新規事業の検討においては、適していません。