おとうさんのしごと
ある晩、娘たちを寝かしつけている時に、上の娘が言いました。
”おとうさんのしごとってなに? ”
そこで、やっていることをいくつも教えました。
もうすぐ5歳になる彼女は、真剣に聞いて最後にいいました。
「お父さんの仕事は、
アイデアを出るようにする仕事なんだね」
と。
その言葉はすごく単純で、でも本質を切り出していて、驚きました。
私の仕事は、多岐にわたります。事業化の支援者であり、コンサル(起業家さんたちの相談の相手)であり、ツール開発者であり、ライターであり、先生でもあり、研究者でもある。そういう僕の仕事を、一言でシンプルにいえば、「アイデアを出るようにする仕事」だそうです。
そうですね。どういう作業をしているか、でいえば、多岐にわたるけれど、相手に提供している価値の本質は、そうなんでしょう。
事業アイデア創造の支援者、という表現を私自身はしますが、高校生向けの市民講座ではなしたり、大学の後輩たちに話す時はかならずしも、事業アイデア、ではないわけで、その意味では、本当の仕事は、「アイデアを出るようにするお仕事」ですね。