本の執筆
このところ、夜の時間は集中的に本の執筆をしています。
執筆は「創造」と「編集」という
典型的な「発散と収束型」の作業であり、
自分自身、そのフェーズの違いをメタ認知というか自己観察しています。
金曜日の深夜(=土曜日の早朝)に書きあげた章を
編集者に送信したところ
土曜日なのに、読んでいただいたようで、
電話でをいただきました。
最終フェーズにむけてよい提案をいただきました。
ちょうど次の章に着手しようとしていたので
このタイミングでアドバイスをいただけたのは本当に良いタイミングでした。
さすがプロの編集者。
書き手の性格から行動を予測しているのかもしれませんね。
その電話でのフォローもあって、
今日は休暇のつもりでしたが、家族と居間で過ごしながらも
和室に机を出して、章の構成を練っていました。
当初は、私が大好きな発想法の本にならって作った第一稿。
それにくらべると現在のバージョンでは、
とてもオリジナルな構成になっています。
本の大量出版の世の中でヒットは狙って出せるわけじゃありませんので、
沢山売れるような本を目指しているわけじゃなく
(出版社は「それじゃこまる」でしょうから考慮はしていますが
ただ、書き手の心意気としては)
買ってくれた人が「ああ、この本を買ってよかった」
といって自宅の本棚のいい場所においてくれるようなものを
目指しています。
プロモーションやタイトル付けの会議次第では
タイトル勝負の世の中に食い込んでいこうとするような
今風な本のタイトルになるのかもしれませんが、
事業の手法を通じて、知識提供の仕事をしたいと思うならば
商業ベースを無視することはできないので、
それはそれで、受け入れて進みます。
理念ある個人を目指す私ですが、
理念一点張り・不経済なモノゴトを人に強いる、ということはありません。
「利益は、主義主張を変革する」
人の世にはそういう部分があるわけで、
長く挑戦し続けるには、短期的にも事業的にまわせることは
重要ですから。
ですが、短期的収益の追及を第一目標にする、ということはありません。
「遠くを見、短期的にも、収益化」
短期的な収益は、長く挑戦し続けるためにあるのであって、
挑戦する「私たちの見たい未来」へ進み続けることが
第一目標です。いつも。