講義の準備の朝。アスリートとほぼ同じ。
今日は、お話づくりの講義の日です。
午後からの講義なのですが、午前中からいくどか講義資料を
みなおして、想定を繰り返しています。
それからお話づくりに関する他の方法を
さらに考えたりしています。
講義ではあまり難しい込み入った方法は
伝達しにくいですが
(too much infomationになってしまうので)
さそうさんとお話をさせていただく時に
そうした情報も提供したいなぁと思っています。
そのメモを考えながら書いて見ます。長くなります。
取材にもとづくお話づくりのスタイルをとる方は
取材に入るわけですが
人間の潜在的な欲望を抽出するのに
他の分野の手法「ビジネス・エスノグラフィー」の
エッセンスが活用できるのではないか、と思いました。
これは商品開発の手法で、次のような特徴をもちます。
・エクストリーム・ユーザとよばれるユーザたちの観察
・複数事例を説明できるフレームワークの独自作成
・ラピッド・プロト・タイピング
特に注目したいのが
「エクストリーム・ユーザは色濃く見せる。
人間の潜在的欲求を。」
という部分で、
それを両極端のエクストリーム・ユーザ(ある意味、複数変数の両極端で、ひっくり返した洗面器の裾野に近い感じです)からみていくことで、統合的に説明できるフレームワークを作り上げて、その”視点”で商品を設計する。
そうすることで、「なんで今まで、これ、なかったんだろう」というような深く喜ばれるような商品を開発する。
そういう部分です。
ラピッド・プロト・タイピングは、行為であれば「イメージのビデオ」になります。お話づくりの方は、その点が、概念世界なので、ある程度、カットできるかもしれません。
そういう、深く、しかし、N=1だけの偏りで誤った一般化をしないための手法。その方法で人の深い部分を付きとめてお話しの素材にしたら、きっと感銘を与えるものができるのではないか、と思うのです。
さて、そろそろ大学へ移動する準備を始める時間になりました。続報は夜にでも。