中古売価の目安は1/10
ブックオフにいってみて、いろいろと示唆深いことがありました。
泉の方にブックオフがあり、図書館に行く時には
立ち寄るのですが、今回は、家の中で使っていないものを
すてるくらいなら、誰かに使ってもらおうと、
不用品を売却しに行きました。
以前から持っていて、不用品が出てくるたびに
売ろうとしている品々があります。
小型のPCキーボードを前から持っていたのですが
毎回買値が付かないので、すてますか?ときかれて
もってかえっていたのですが、今回は300円、とのこと。
捨てるくらいなら、何かのタイミングで人にあげるほうが
物体としての価値が社会に生きるな、ともって、
捨てないで持っていると、なんどか、別の店舗で売ることになり
そうすると、価格は変わるのだ、ということに気が付きました。
まえに、別の系列でものを売った時に、衣類が意外な高値で
売却できてびっくりしたことがあります。
モノの価値は、その時期に品薄だったり、
売れているトレンドの発生で買い取りしたい品目がかわったり
するのだ、ということを垣間見ます。
モノの価値は、普遍じゃないし、固定的でもない。
うつろいやすい社会がモノの価値を決めている。だからモノの価値もうつろう。
そういうものなんだなと、こういう部分にも感じました。
ところで、いろんなものを売りました。
CDやゲームソフトも。教養系のゲームソフトで人気がないものばかりですが。
あとは、生活用品系。
そこで分かったのは、3つことです。
1)ソフトウエアは、高い価値性を残存し得る。
ただし、CD等は、バンドの解散後は、大きく価値が下がるもよう。
2)ハードウエアは、物理的に駆動部分の多いものは、
物質的に消耗するので、購入価格は高いが、残存価値は非常に低い。
3)平均すると、それなりに使える不用品の売却価格は購入価格の1/10。
たとえば2万円分くらいの買い物をしたものを、余り消耗していない状態で
売却すると2,000円ぐらいの売却価格が目安。
通常、大きな資産の場合、売却の価格は
1年後に1/2で下がる(例えば、3年たつと1/8)になりがちです。
バイクなどは特に。
その意味では、大体、この傾向からして、発売から3年ぐらいのものが
売却の価格として、期待できるレベルが1/10であり
4年以上たったものは、10円とか廃棄とか、そういう価格ラインになると
考えるといいのかもしれません。
それをもとに、お買い物の時に値札を見てみたいと思いました。
10,000円のアイテムがほしい、という場合、
だいたい3年で売却する、というとき、売価は1,000円です
(あまり消耗していないなら)。
たとえば、電動バリカン。
何回使ったかと考えてみると、1ヶ月間に1回なので、36回です。
9000円/36回=250円
ちなみに、3年持っていても、1年間しか使っていないならば、
9000円/12回=750円
これを高いと見るのか、どうかは、
状況次第なのでコメントはしないで置きますが、
買い物をする時に
「これは3年で何回使うだろう。
その時に、90%の価値を消費するなら、一回当たり
いくらの価値を消費しているのだろうか」
と考え見ることで、
売却時に高い買い物だったと感じるかどうかが、
先に検討が付きます。
『 中古化したら1/10の法則 』
このおおざっぱなルールで、モノの価値を測り直してみるのもいいかもしれませんね。