オズボーンの文献からブレストの促進要因を
昨日は、大学院にいっていました。
ゼミでの発表の二回目です。オズボーンの文献「創造力を生かす」
について、今度はかなりブレストの促進要因を探る視点で
ディスカッションしようとおもって、その方向からレジュメを
つくりました。
その準備をしていて思いました。
オズボーンの文献には、創造力に関する様々なヒントが書いてあります。ブレストについて、水面下にある要素がたくさんあることに気付かされます。
彼は、創造の本質を「結合」といいました。
(結合:創造性の精髄)
結合という概念を「類似」のまとめ、といいました。
(結合=似通った事柄や思想をまとめること)
「類似」を要素を頭の中から引き出してくる「連想」という
イマジネーションの働き、それがとても重要だといいました。
(類似=連想の根本法則)
連想には3法則(プラス1して、明示的には言いませんが、4法則)あると。
連想の4法則
1)接近
2)類似
3)対照
4)原因結果
その辺から浮かび上がることとして
仮説1)
『連想を促進する要素は、ブレストの促進要素である』
例えば、ロジカルにアイデアを出したい人には
連想の4法則を発案の手がかりにして、連想する要素を
書き出すという作業を提示する。
そのことで個人あるいはグループとしてのブレストが促進
される効果がみられるのではないだろうか。
その他、連想、を論じる第9章から読み取れるのは
連想の働きを促進させる要素
1)言葉、音、香り
2)接近、類似、対照、原因結果(連想の法則)
3)選択的注意力、関心を仕事にぴたりと向ける
4)書きとめる行為
5)チェック・リスト
なので、仮説1の「連想促進要因=ブレスト促進要因」が
仮に正しいとするならば、以下のような実験が
考えられうる。
・音や香りをブレストに導入したときの促進効果の有無
※逆に集中力をそぐ可能性もありえるが。
・ブレストの第5のルールとして「連想の4法則で思いつきを言え」を導入したときの促進効果の有無
・テーマを具体的で絞ったものにした時の効果の促進効果の有無
・ブレストの第5のルールとして「アイデアを書きとめよ」を導入した時の促進効果の有無
※これは反対に、発言の行動のパフォーマンスを下げる可能性もあるが。
※また各人がノートに書くスタイルと、ホワイトボードに各々が書く、というスタイルがありえる。違うかもしれない。
※創造力事典に近い実験結果がある。ファシリテータが代表してアイデアを書くよりも、各人がアイデアを書き出しに来る方がブレストは促進される、との結果がその時はみられている。
・チェックリストをアイデア会議のツールとして使った場合の促進効果の有無
※オズボーンはそのチェックリストを必ずしも整備されたものに限定していない。過去に書いたアイデアを紙片にして3000枚をボックスにいれて、ランダムにひいて発案の刺激にすることを例示している。なので、過去のブレストから生まれたアイデアのパーツをストックして、それを箱に入れておいて次回のブレストで使った時(まったく違うテーマでもいい)、そのツールはブレストを促進するか、という実験が想定される。
なお、ブレストの実践者たちによって、いくつかのものは経験的に否定されるコメントもでている。しかし、それは本当にそうであるのか、分析的に検証してみる価値はあるだろう。
ブレストの考案者であるオズボーンの意識の底にある創造性の促進要因をブレストの場にとりこむことは、かなり高い確率でブレストという行動のパフォーマンスを上げるのでは、ないだろうか。大学院にいる間に、実験とその分析を行ってみたい。