SNSの成功要因に関する私見。
日刊工業新聞社のてくてくjp( http://techtech.jp/jdl/weblog/portal )がスタートしました。ブログとSNSを組み合わせた技術者のための情報交流サイトとのことです。「知識」「技術」「人」の循環を基本コンセプトにしています。
事務局からIDを頂いていたので早速ログインしてみました。他のサービスとの違い、スタート時点からすごくサイトの「活用方法」がデザインされていること、理工系の方が違和感なく使えるような言葉遣いと知的な雰囲気のデザインであること、などの印象を受けました。
日刊工業新聞社の読者層が利用するサイトになればおもしろい技術と知識のトピックスが展開されるかもしません。社内情報を無制限には公開できないとは思いますが、一方でやはり、近年の「共創」を通じた製品開発・サービス開発の取り組みは、今後の社会では一層重要性を増していくと思われます。そうした中で、オープンイノベーションのプラットフォームとしてこの『てくてくjp』のようなサービスは何かを生み出していくのかもしれません。
もちろん、新しいものが生まれる一方で、古いものが閉鎖もされています。つながれば何でもできる、というわけではないという事実があります。たとえば、起業支援機関の提供したSNSは、その役目を終えてサービスを終了しています。
「SNSの吸引力は、人そのものが持つコンテンツとしての魅力」とかつて友人が教えてくれましたが、SNSのトップランナーがすでに二周年をむかえ巨大なものになっている現在、新しく登場して活発に使われるようになってゆくSNSにはどんなものがその吸引力となってゆくのか、興味あるところです。私なりに強いてあげるとすれば、
”社会の大きな変化によって、誕生し急成長するような”属性の人々を一定数以上、同じ空間に集めること。
が、成功要因の一つになるかもしない、と思います。