きっと出来る。
昨日、ある支援案件を、専門家の方と話し合っていた時のこと、私がその案件について述べた言葉です。
小さく的を絞って、チームの力を細く細く切りのように、一点に集中すれば、厚い壁でも壁でも必ず穿(うが)てる。開かないようならばもっともっと、ビームを絞る。開くまで細く絞っていけば、どんな壁にも必ず穴は開く。
まず、小さく、具現化する。
小さくてもいいから、実際に成功してみる。
一度開けた穴を、今度は広げていく。
それは、穴をあけるよりはずっと、やりやすいはずです。
一点突破→全面展開
100点でなくていい。たった1つでいいから突破をするのだ、とおもえば、大抵のことは、きっとできる、と思えるから不思議です。
もうひとつ、今日、考えていたのは
ベンチャーはメガトレンドの傍流を行け。
というベンチャー系経営学の高名な先生のお言葉。
一点突破をどこにねらいをつけるか、といえば、
突き抜けた先に、メガトレンドがある、というところは
ちと、苦しいです。
なぜなら、大きな流れには、大きな魚がいます。
そこに参入すれば、勝ち目がない。
かといって、まったく流れの無いような枯れたところも
くるしいです。少しの日照りで、全く生きていけなくなったりします。
そこで、メガトレンドの傍流、です。
大きな流れの脇には、必ず、分岐している小さな支流とか、中には、渦巻いて、逆に水が移動している部分があったりします。
そういう小さいところには、大きな魚が入っていません。
最近できた傍流ならば、まだ、魚がいないこともあります。
そういう「メガトレンドの傍流」をベンチャは狙いたい。
そこは、小さいさなかにとっては十分な流れがあるし、
しかもメガトレンドの傍流なので、当面途切れることのない
確たる行きおいのある流れです。
そして、その流れで、十分に力をつけて大きくなったら、
メガトレンドに、生息地を広げていく機会も、見いだせます。
傍流は、逆向きだったりもするので「エコ」のメガトレンドの
傍流には「大量消費される何か」が必ず、小さいけれどあるはずですし、
「省エネ」しかり。必ず「非常にたくさんのエネルギを使用する何か」が傍流としてあるはず。
なので、一点突破は「メガトレンドの傍流」をねらって、細く絞って強く打つ。
そんな戦術。
きっと出来る。そう思うんです。という言葉を行った時の私の頭の中は、言語化すると、そういうことを思っていました。
あと、昔、中村ブレイスの中村さんにいただいた言葉が、いまでも耳にコダマしています。
「5年3年でやろうとしない。10年20年かければ、必ず、できる」
そういったときのことは、つい昨日のことのように、私の背中をいつも、力強く、押してくれるのでした。