クライアント先でのアイデアワーク
1月12日(バックデイトで書いています)。
アイデアワークの支援を依頼されるクライアント企業で、アイデアワークをしてきました。今回は、大量のアイデアの中から、試作段階に進めるためのトップアイデアを選出する、というワークです。
具体的には
1)アイデアの評価軸を作り出す
2)シンプルな手順で全アイデアを評価する
3)トップアイデアを強化する(PPCOプロセス)
PP=「アイデアの潜在可能性の顕在化」
C=「アイデアに再しての懸念点」
O=「対策案のブレスト」
この商品開発チームは、アイデアワークの専門的トレーニングは受けていませんで、都度都度、方法をお話して学びながら進みます。メンバーの理解力が早さにたすけられて、非常に短時間で、深いアイデアワークが可能になっています。このクライアントさんは、社員の方の変化対応力が全体的に高いような気がします。
(私をいれて、アイデアワークをしてみよう、とお考えのトップがいる時点で、かなりそういう組織文化であることはさっせられていましたが)
アイデアの評価は難しい。というのは、たしかにありますが、それでも、ロジカルなアイデアの扱い方はあります。特にTRIZ系の技法を使うコンサルタントの方々は、かなりデリケートかつ大胆に、アイデアを強力に絞り込む術を知っています。私のワークは、そうした方々にご教授いただいた部分と、オズボーン系のCPS技法などにある技法を、適宜、組み合わせて使っています。
この深さのクライアントワークは、1時期に1社しかうけられないなぁと、思います。実際に製品開発にアイデア開発の支援者として入るのは、かなり精神的にもコミットしているわけで、週の多くの時間、そこに意識がいきます。アイデアワークの事後の整理も、かなりしっかり行いフィードバックをしていきたいですし。
そんな調子で、「自社の製品開発プロジェクトだとおもって、仕事します。」(と、勝手にクライアントに誓い)、取り組んでみています。