2010.03.05 アイデアプラント 2nd (2009-2011) 9windowsのシートを30秒で作る先日、産創館でおこなった”TRIZとアイデア発想法”のセミナーで、意外にご好評いただいた発想法があります。 9windows(9画面法) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 過去10年前と現在の製品を、部品と取り巻くものの視座で、書き出し、 ジャンプ量をもとに、将来5年後の部品と取り巻くものの様子を 発想します。 そしてそれらを組み合わせて、作りうる製品を概念設計する という発想手順。エジソンなど優れた発明家・事業家の思考プロセス を調べてエッセンスとして、定型化したものと言われています。 さて、その9画面法ですが、フォーマットとなる3×3の構造を、30秒で、簡単に書く方法をご紹介します。 手書きしていくと、以下のPDFファイルのようになります。 TRIZ_9window_30byou_framework_sheet.pdf 書き方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ A3の紙を1枚用意します。 1)それを、4回(たて2回、よこ2回)おります。 半分におり、90度まわして、とおっていけば結構です。 2)ひろげると、4×4の升目になります。 折り目に沿って、線を引きます。 3)最上段の行、左端はつかわず、その隣から、 -10、0、5、と書きます。(5年後の製品を考えたい場合) 10年後を考えたい場合は、-20、0、10、と書きます。 4)最左列は、一番上を使わずに、その下に 取り巻くもの、対象、内部・部品、と書きます。 簡単なアイコンで示してもいいです。 5)後は、順に升目を埋めていきます。 具体的には、先日の講演でお話したとおりですが、 文章での説明をご希望であれば拙著『アイデア・スイッチ』を、 動画説明をご希望であれば、 9windowsボードの説明動画を ご覧ください。 ちなみに、動画に出てくるこの9windowsボード(発想専用のホワイトボード・ペーパー)はアマゾン(もしくは、アイデアプラント オンラインショップ)で手に入れることもできます。 ただ、一人でやるときには、さっと、自分でシートをつくって、実施したって十分です。 上記の専用ホワイトボードシートは、多人数でやるときに、ぐっと雰囲気をかもしたい、促進したい、というときには、使ってみてください。 « 愛すべき事件に満ちた道を行く 【大阪版】新しい防災アイテムのアイデア(ダウンロードできます) »