講演する時に場から聞くコツ。発想の特性をかんがみて。
例えば、プレゼンの質疑応答、会場からの質問が、主題を遠く外れた内容である時。
制して主題に着眼を変えてもらうのは、人の発想の特性上、上手くいかない。出しきるまで相手の思考はそこにとどまる。
むしろ、相づちをうち、はやく出し切ってもらう。だすと短期記憶は解放されやすくなる。観点の固定化から、脱する。
スピーカーは、拝聴し、今後の検討材料とさせてもらうと、御礼を述べる。そして、聞く。主題について◯◯の観点については、どの様な御意見でしょうか?と。
用意していなかったとしても、未成熟な段階の概念であっても、直観的に感じたことへのコメントは出てくる。出してもらう言葉は、要素として拾い上げる。すこし構造付けしてみる。
そこで御礼をのべ、彼との対応を完結して、えられた論点を、会場に投げ返す。
1、これこれ
2、なになに
3、これこれ
できるだけ、発想のテーマ定型文で、表現する。できれば、板書かその場 で売ってスライドに写す。
これを基本サイクルにして、展開する。
質疑を、会場も参加した知識共創の場にする。
発想法や発想の特性は、単身のアイデア創造だけで無く、場から知識創造 するコミュニケーションにも、使える。上記はブレストに見出されるコミュニケーションパターンの一つでも、ある。