思い出した&こう作っていたのか
いま、新しい業界に向けた
アイデアワークショップを作っています。
先ほど、クライアントの情報の詳しいものを
いただきました。
それまでは、どうも、具体的なワークが思い浮かばなかったのですが
いつもは最初にする「クライアント像の形成」をひとたびすると、
とたんにいろんなことを思いつきました。
ただ、それは、ワーク内容ではないのです。
その思いついたことは、「クライアントのことを良く知る方法」です。
そのクライアントはどんな環境にいるのだろうか。
そのクライアントは日々どんな仕事をしているのだろうか。
そのクライアントの業界はどんな構造だろうか。
そのクライアントの顧客は、何を求めているのだろうか。
ということを、しろうとします。
クライアント像を固めるための情報収集が口火を切った感じ。
このことを、今まではあまり明確に意識していませんでした。
が、重要な作業だと思います。
というのも、「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ(99%までは)」
ですので、「既存の要素なきものには、着想も乏しい」わけです。
アイデアワークの内容には、当然クライアントにとっての
興味ある主題だったり、向く手法をチョイスしたり、考案したり
しますが、そういうアイデアもやっぱり、情報がすくないと、
「一般的プログラム」はできても、専用のものができないのだ、と
自分の行動を観察して、気がつくにいたりました。
どこでも同じ話をする人ならば、ほとんどしない苦労なのでしょうが
私は毎回、クライアントのペルソナをつくってから、
その人に話しかけるように、作ります。
その部分が甘いと、ワークにもりこむ工夫も、甘くなりますね。
自分のワーク開発プロセスをメタ認知した夜でした。
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追記:
思いついたことのメモ
・その街の50年トレンド。そして、未来を外挿。
・そこは、周辺からどういう場所だと思われているのか。
・未来に明るいものがあると想起させること。
・アレグザンダーの『パターン・ランゲージ』
・IDEOのビジネスエスのグラフィー
この業界が観察すべき対象は誰。
そして、エクストリームユーザは?
エクストリームユーザ像の抽出&グループ化のワークもいい
エクストリームユーザへのアプローチ:人物リレー
販売機の話し、これを、メソッド的に解剖するとこうしたはず。
・棚橋さんのデザイン思考の仕事術
・平均的購入者(顧客の顧客)は、どういうことを考えて購入するのか。
・未来年表 江東区 人口 交通 エネルギー
・情報。そのあと、発想。
【この夜に、追記】
ひろげるところは、
発想トリガー(含むパタンランゲージ)、
発想ノート記法(MM、MD)、感性ワード、
物語性の付与には、プロット49カード、
収束の基本(ハイライト法、番付法、IDEAVote)、
KJ法という作業の本質
集団発想の技法は、
ブレスト(二段階ブレスト)、ブレインライティング、
スピードストーミング。
それから、ノート1つで100以上発想する方法、など。
具体化のところは
アイデアスケッチ、ハイライト法、&、ミニプレゼン
初期的なアイデアつくって、その後どうするの、というつなぎ。
創造的思考の本質、
人間の認知特性から見て、頭の力を最大限使うコツ。
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新鮮なインプットを入れると
すごく回転があがる時期が来る、
それを逃さない、それも大事。
そういう夜は大抵、寝そびれ。