2010.05.06 アイデアプラント 2nd (2009-2011) ブレストの4つの阻害要因誠ブログ、のほうにまとめたのですが、ブレストの阻害要因というものが、研究者らによって明らかにされ、示されています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ブレストの4つの阻害要因 1)評価懸念 (evaluation apprehension) 「自分の意見が他メンバーから否定的に評価されないかという懸念が生じ、発言を控えてしまう」 2)発言量の同調 (production matching) 「どの程度自分が発言(発案)しようとするかを、他のメンバーの発言量を参照しながら決めてしまう傾向」 「他の人があまり発言をしないようであれば、同じように自分も発言を控える」 3)ただ乗り (free riding) 「他のメンバーの努力に期待する一方で、自分は手を抜き、努力を惜しむこと」 「自分の努力が全体の成果にどの程度貢献するのか、その度合いが明確ではない場合や、自分が何もしなくとも他の優秀なメンバーの頑張りで目標を達成できるような課題において生じがち」 4)発話のブロッキング (production blocking) 「通常の対面集団(顔を実際につき合わせて話し合う集団)では、一時点で発話可能なメンバーが一人であることに起因」 「誰かが発言しているときにはそれに耳を傾けている必要がある。」 「他の人が話している間にもアイデアを考え、しかもそれを忘れないようにしなければならない。」 「アイデアを忘れないように記憶を保持する間は新たなアイデアを考えることができない。」 「4つの阻害要因のうち、ブレインストーミング課題において最も強く作用しているのは、「発話のブロッキング」」 引用:『会議の科学』P15~17 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 4番目の要素の打ち手は? 「紙に書く」これが、最簡にして効果的な打ち手です。 その点について、くわしく「誠ブログ」に書きました。ご興味があればご覧ください。 « ワークショップコンテンツを作るプロセス考 「ではない」は分かる。 »