夢と、コンテンツ産業と、記録マシン
ブレスト的なメモです。
私は、日本の産業のなかで、コンテンツ産業とか「カルチャラルインダストリー」とよばれるものが、2020年ごろは、当たり前のように、大きな産業になっているとおもうのです。文化消費、という部分で経済がながれていると。物質的に豊かになり、物質的に新規品の購入をするほど可処分所得が無い中で、人々は、その1/10で同じような価値や体験を購入できる「文化的なもの、その多くはデジタルの世界」を消費する社会にはいるだろうと。(ちょっと違いますが、セカンドライフのなかで、車を買い、服をかう、ようなことに近いです)
そういうなかでは、ライトノベルを書くとか、ファンタジーを書くとか、そういうイマジネーションの部分に強く依拠した仕事もふえるだろうと。
さて、ここからが本題です。
夢、これを、もっと経済的価値に変換する仕組みが登場するのではないかと思うのです。
夢は記憶の整理だったり、得た概念をむりに文脈付けたようなストーリーを見るので、話が荒唐無稽なのですが、これは一種の創造的退行の状態にあるので、結びつきにくい要素が、文脈をすんなり形成しているのであると思います(ストーリー的にはむちゃくちゃですが。)
この夢の生じている様子を、モニターして、むちゃくちゃなイベントのシークエンスとして見えるそれを、ある程度、自然言語処理的なことを高度にして、ある種の物語原案にして、はきだしてくれる、そういうシステムができるのではないか、と。
寝る前に、一連の資料を読み込んで、寝て、おきると、システムの中に物語り要素となるものが、一定のコンテキストの綱のうえにはりついて浮遊しているような感じのデータ空間が、そこに生成され、あとは、それをクリックして、意味性の多義性のなかから、自分の書きたい文章に会うものをFIXしていけば、あるていど、物語のなかのエピソードぐらいはできちゃう、というようなもの。
そういうものができるのかもしれません。
寝ている以外にも、これは、一定のコンテンツを吐き出すでしょう。車に乗っているときに、脈々と考えたことを、ぬいとめてくれるとか(ただし、ICレコーダのような、正確な記録装置、ではなく、曖昧な概念的な物の集合で、一定の関係性と順序ぐらいがあるような、感性ワードマップができるような感じです。
あるいは、会議や満員電車やウオーキングでもいいでしょう。
ふと、そんなことを思いました。