Run、Think、Make
仕事の3要素を、私の仕事の三要素を、中学生レベルの英語単語で言うと、こうかな、とふと思いました。
■Run
発想ツール開発のためには、いろんな知の交流やアイデアの混ぜあいが必要で、あちこちに言って、いろんな人と合います。ワークショップやアイデアワークの設計のためにもいろんな場所へ次々と。
■Think
アイデアの熟成、未成熟な着想を創造的所産レベルに引き上げるために、知的生産の時間が、それもかなりまとまった時間が費やされます。走ってから考えるフェーズに入ると、大抵半日ぐらい、眠くなります。
■Make
アイデアは形にする。インプットはアウトプットにする。Creationというとハードルをあげてしまうので、あえて”作る”としたいところ。既存のものを新しい解釈で、とか、Editだって、十分ありです。また、オリジナルのアイデアについてのワークでも、初期的なアイデアを講演に使える「スライド」にするとか、「簡単な試作品」にするとか、そういうMake段階へ。
私の経験則ですが、アイデア(考えたこと、頭の中で生産された何か)は、インプット-アウトプットのセットにすると、社会に残るようになります。
もっと踏み込んで言うと「私がした仕事が、私を離れて社会に残ってくれるようになる」ようです。ブレスターや智慧カードはその最たる例です。誰が作ったかなんて忘れ去られたってよくって、それが未来の誰かの新しい取り組みに少しでも役に立つ、ということが、うれしい、わけです。作り手としては。自分がこの世の中にいなくなった後にも、意思が残るのって素敵だと思います。私は。
□次はまたR
作ったら、また、Runです。あちこち走って製品化。製品になったものを必要としてくれる場でワークショップ。
なお、製品(発想支援ツール)ばかりがこのRTMの対象じゃなくて、知的コンテンツも対象です。たとえば創造工学の範疇にある各種の発想技法、創造技法を、現代的な実践可能なワークショップにするとか、誰かのノウハウを依頼を受けて、シンプルなアイデアワークのプロセスにするといったことも含め。