発想トリガー対比表
はちのすボードの発想トリガー46個(名称をつけました:IP発想トリガー(46))は、伝統的なSCAMPERリスト48とどういう対応関係にあるのかを、きちんと今一度整理してみました。
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なお、IP発想トリガー(46)は、頭に[h][m][p][k][i][g]という頭文字をつけていますが、これはこのリストの6観点リスト区分をさしています。
h:人
m:モノ
p:プロセス
k:環境
i:意味価値
g:五感で感じるもの
この6観点で再構成したことを基本ナンバーにまで入れたことは「ビジネス系」と「技術系」の2大発想トリガーを分析し求めた主要な観点である6観点を、十分に反映したものであることと強く関係しています。
また、対応上、SCAMPERにあってIP発想トリガーにないものが4つほどあります。そこは対応するセルが青く塗られています。
また、SCAMPERでは1項目であるのに、IP発想トリガーでは、2項目になっているものがあります。
これらは、アイデアワークショップの中で、発想トリガー法のさまざまな活用を通じて得られてたノウハウというかフィードバックを受けて改良をおこなったためです。
発想トリガー中には2つのトリガーで認知上違いが無いものがあります。ほぼどれかに包含されるもの。そういうものが削り込まれています。
逆に一つのトリガーに大きく分けて2つの重要な要素が入っている場合があります。そういうものを2つに分けています。
その結果48-4+2=46、となっています。
なお、使いやすいように言葉を大きく変えていますが、これもフィードバックからそのように改良していったものです。「このトリガーはどういう意味だろう」と頻繁に聞かれるものがあります。それを現代の発想の現場において平易に言い換えるとそれはこういう言葉になる、というものにしてあります。
別の分析の場になりますが、実際に皆さんに使ってもらったところ、短い時間でも75%以上の問いかけに対してアイデアがだされています。一方で25%に当たるセルについては、アイデアが出されていません。時間的な問題とはちのすボード上での配置の特徴もあると考えられます。この点については今後の課題としたいと思っています。
(発想トリガーの中には、再結合や逆という概念がありますがこれは使用タイムがややかかります。その前にその帰るべき概念がはっそうされている必要がありますので。その辺のものがやや出にくい点は、利用者の利用時間として長時間のものをとった場合に顕著な変化が出るとおもわれます。もう一つは、発想テーマにも依りそうです。被験者の採用した発想テーマが各種多様なものをとりはじめると、利用されるものが変わるでしょう。発想テーマが物体的なもの、概念的なもの、動くものとまっているもの、感性的なもの定量的なもの、などで大きく変わることは経験的に見出されていますので。)