受講者への愛有らばこその、面倒な質問状
またも私のPCの片隅からのメモ、です。大げさなタイトルで恐縮ですが。
毎回、アイデアワークショップを実施するとき、新しくスライドや構成を設計しています。同じ内容、きまった手順を、誰に対しても同じくやっていただく、というスタンスには、なりたくなくて、その案件ごとに、手間をかけたい。その私がクライアントが控えめなときにさせていただく質問があります。その質問状を、メモのために、貼り付けておきます。
━━━プロファイルとして、特に教えていただきたいこと━━━
(0)彼・彼女の年齢・部門
(1)彼・彼女は普段どんな仕事をしていますか
(2)彼・彼女はこのテーマに対して、どの程度、知識をもっていますか(想定で結構です)
(3)彼・彼女は職務上、どのようなことに興味を持っていますか( 〃 )
※ 典型的な1名(実際にいる方でも、実在しないモデル人物でも結構です)を、前提に
差し支えない範囲でご教授ください
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こたえる方(開催者)も、かなり大変です。しかし楽をしたら受講者の心には届かないし、響かないでしょう。たとえば営業マンを考えてみてください。誰が目の前に来ても同じものを出すような営業マンなら、すぐに付き合いは終わるでしょう。たまたま欲しいものがあって、一度は買うかもしれませんが。それだって満足してというのとは程遠いでしょう。
一種のマーケティング、だと私は思っています。
それを怠って、相手のことを聞かないと、講義やワークショップはどんどんつまらなく、かれたものになります。想定がはずれたっていい。それでもまったく聞いていないよりは、はるかに現実的ないいものができていますから。想定と番うなら違う分、ずらせばいい。でも曖昧なものだと、何をどれすといいか不明になる。そんな感じです。