伊豆沼農産、あるもの探しワークショップ
9月18日。仙台から70キロぐらい北上したところ、白鳥の飛来地として有名な伊豆沼に行ってきました。
農商工連携プロデューサーを育成するプロジェクトの一環で、ケーススタディーが当地の伊豆沼農産さんで開かれており、その見学をさせてもらったものです。
伊豆沼農産は先進的な農と食の事業を長年展開してきています。国の調査事例などにも非常に沢山登場しています。
ここで、取り組みを伺い、地域にある資源を発見するワークショップ「あるもの探しワークショップ」を体験しました。
地図と調査シートをもって、グループに別れ出発です。ゆっくり、これはなに、とあらゆるものに疑問を持ちながら、見つけていくのんびりしたものです。
私のカメラからいくつか紹介します。
まず、くんぺる。

伊豆沼農産の”赤豚”というすごくおいしい珍しい豚肉を食べさせてくれるところです。この日は焼肉ランチが合ったのでそれをいただきました。肉のうまみが濃い!おどろきました。(ただしここはワークショップの前に、個人で入ったのですが)
それから、羊。

羊がフィールドの中、触れるところにいて、触れ合うことも出来ます。ヤギとウサギも囲いの中ですがいて、子供づれには楽しい場所です。
伊豆沼。

この広い沼に、10月ごろから白鳥が飛来するそうです。展望台と無料駐車場もあって、ちょっとしたドライブの目的地にいいですね。
近くの施設(淡水魚館)には、白鳥の剥製。

無料でがらがらですが、本物のなまずがいたり、二体の白鳥の剥製があったりして、冬以外に来ても結構ここの自然がリアルに感じられて興味深いです。
小さな神社。

この上には「ミラクル桜」という看板があります。切り倒してほおって置いた桜から新しい桜の枝が伸びて育っている、という再生、生命力の強い桜がそこにあります。
この散策が1.5時間ぐらい。この後集合し、それぞれのグループの見たものを見つけた観点も含め皆で報告・共有しました。同じようなところを歩いていても、見つけたものは随分違いました。私の入った班は近場をずっと歩いていましたがその分、一箇所を深く深く見ていました。
報告の後、地域の郷土史をよくしる方からコメントをいただいて、それがなにであるのか、どういういわれれをもつのかをお話しいただきました。新鮮な観点と地域の伝統的な情報のつながるこの時間をみていて、なるほどなぁとおもいました。このつながりは、地域資源の掘り起こしと、訪問者視点のよいところ表現がセットで蓄積されていく面白い方法だと思いました。
あるもの探しワークショップ、他の地域でも展開してみるとおもしろそうです。難しいようでいて気楽。簡単に運営しているようでいて実は非常に良く考えられて今の形があるのだとおもさせられる体験でした。有難うございます。