東北大の異才集団
東北大学の後輩君たちには、企画集団もいます。アイデアワークショップのテスト実施などでよく接するのですが、彼らは面白い活動をいつも展開して、驚かされます。(笑わせられます)。
今日の午後、学内のブックカフェBoookで、ある構想をディスカッションするために来てくれた後輩の一人、O君が「石井さんに、プレゼントがあります」と打ち合わせの冒頭でくれたもの。それは「巻物」でした。渋い!
静かなカフェだったのですが、思わず「なにこれ!」と盛り上がってしまいました。
開いてみると、すごくしっかりできていて、その辺の緻密さはさすが、と思いつつも、内容のゆるいこと。開いていくと次々出てくるばかばかしい内容(でもそれを真面目に編集して、書いている)に、にやにやと笑ってしまいました。
真面目に理系の研究をしている中で、オフの活動でこういうこともする。いいですね。
ちなみにメンバーは、東北大Masspyという企画集団の一部によるユニット「Agog」とのこと。
この巻物、長い紙はFAX用紙、巻物の芯は丸い木材を使ってできていて、印刷したものを貼り付けて(手作業!)でつくられていて、ばかばかしいことを大真面目にやる彼らがとてもいいなぁとおもいました。これ、25本もつくったんだそうです。巻物の作り方のノウハウ、たまりましたよ。それをどこかに提供してもいいなぁと思っています。とのこと。いいですね。
彼らMasspyは他にも面白い活動をしています。東北大学限定の美少女図鑑を発行。
東北大学初のフリーペーパー「トンペッパー」を発行している彼らなので、なかなかのできです。
なかを開くとこんな感じ。
美少女を、外見的なものだけじゃなく、知性的な内面的な美も意識しているもようで、多様な感じの人物が掲載されています。
大学の中でだけ手に入るようです。これ自体の発行も広告収入で、きちんとペイしている模様。やりたいことを事業の手法を通じて実現していくことは、アントレプレナーシップの最初の段階。工学部、理学から経営学系まで、総合的に学生がいる大学ならではの、人材の厚みを感じます。
彼らは学問や研究についても非常に熱心です。バイトとイベントに明け暮れるだけの人材になってしまったらなかなか応援しにくいところですが、彼らは本業もオフも熱心で、卒業後もこんな時代にかかわらず、頼もしいキャリアを進んでいます。
社会が楽しくなる人材として、広く活躍してもらいですね。
東北大Masspy(マスピー)
http://www.masspy.jp/