ワミー、多様性が織りなす無限の可能性
先日、あるデザイン系の場で「ワミー」が紹介されていました。これについて、私なりの私見を含めてすこし紹介したいとおもいます。
まず、モノとしてはこれです。
あるいは、メーカーサイト
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/hirameki/wammy/whats-wammy/index.html
娘が購読している学習雑誌の付録かなにかに、それが数ピースついていたので、触ったことがありましたが、面白い「ブロック」だなぁと思いました。
柔軟性がありつつもあるていど腰があるので、ねじったりたわませたりしながらつなげて立体物を形成できます。
自由度の高いブロックをつくれたら面白いのでないだろうか。とおもっていたのですが、これはとてもよい具体化例だと思います。ブロックといってもブロック形状ではないので、広義のブロック、というべきかもしれませんが、このピースの秀逸なところは、「ブロックという概念を、そぎ落としていって最後に残る1点」だけをカチッと組み合わせる「突起と穴」として形にしたところです。積み木のようにピース間の関係性や結合保持力のないものと、「広義のブロック」を隔てるものはそこだと思うのです。一方でそれを保持しつつ、ピース間の相対的位置はとても自由。
(この自由度を少し減らして、また面白い道具としては、”アイクリップ”があります。これも同じメーカーの製品で、「ノッチ付きの洗濯バサミ」のようなものです。洗濯バサミをいくつもつなげて何か形を作るような感じで、接合部にある程度、かちかちっと相対位置座量を量子化するような工夫が付いています)
ワミーの面白い所は、そういう「多様性が織りなす無限の可能性」のような所にある。そうおもったのでした。