大学院時代の知人からの依頼
かつて、経済経営学専攻にいた時代の知人が、アイデアワークショップを企画したい、ということで連絡をくださいました。
知人であろうとなかろうと、いつも精一杯、こういう依頼には私の持っている知見を提供しています。それがお仕事になるかどうかは二の次。出し惜しみしたり、お金と天秤にかけることはなく、その人が、返信メール単独でも役に立つ情報を獲得できるように、できるだけ具体的なプロセスを提案するようにしています。乱文乱筆ですが打つのが早いのでしゃべる速度で打ちます。口語体の文章のまま、送ってしまうので、ビジネス文章にはほどとおいですが、電話の声を聞くようにメールを読んだほうが、創造的な示唆を得るにはよい、と思っていてそれもあって、そうしています。
多分、それの中からエッセンスを得てうまく実施できるケースもあるでしょうし、その上のもう一歩踏み込んだワークデザインに入ることもあります。後者の場合には一緒に設計したり、現地での実施を一回一緒にやったりします。
アイデアワークの基本プロセスは比較的シンプルで、人間がモノを考え発想するための最小ステップで構成されています。それを案件ごとに組みなおして、やりやすさや、参加者の興味を考えて、最終的な形を作っていきます。
人間の営みというのはかなり似ていますので、ある意味、同じことを表現を変えて提供し続けているような仕事、かともおもいます。
この知人の方の試みが大きく成功するように、微力ながら精一杯、バックアップしていきたいとおもいます。
最近、ありがたいことに、元同僚や、イベントで読んでいただいた企画マンの方など、友人知人の方から、アイデアワークの設計や実施の相談を受けることが増えました。コールドコンタクトでいきなりの仕事の依頼ももちろん歓迎ですが、徐々にその方の背景がわかったうえで提案ができるとより踏み込んだワーク内容がきめ細かく設計できます。そこで得たアイデア創出のやり方の新しい知見というのは、また広く社会に提供できれば、とおもっています。
創造的な人や組織が生まれてくる社会を創りたい。
アイデアプラントの理念ですが、それに向かって、ひたすらに道をゆく。そんな日々を送っています。