上位3課題を解決すると、残りも同時に解決する。
シネクティクスの中で、興味深いもののひとつに首記の言葉があります。これは一般には自明なことではありません。まず、一部の課題を解決したら山済みの課題はすべて解消する、といわれたら、とてもモチベーションがあがるというよい効果があると思います。しかしそうしたこととは異なる次元で、この言葉には含蓄があるように思います。
そもそも考えられる課題というのは千差万別のようでいて、実はある数の分類に分けることができるのかもしれません。上位三つを解決するということは、その多くの部分の要素を解決する方法を見出しているであり、後の課題はその転用で十分対処できる、ということなのかもしれません。(私のこの発想の根底には、TRIZがあります。)
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(私見)
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個人的な哲学に近いのですが、「千差万別に見えるようなものも、エッセンスベースにしていくとある種のタイプに分類できる。主要なものを3つ解析したら、大体すべてのエッセンスが含まれており、問題はほぼカバーできる」ということが、世の中にはずいぶんたくさんあるのではないか、と思います。プレゼンで”3つ”をよく使うのは、3つ述べると大体本質はカバーできるからではないか、とぼんやり思います。